【行くぜ、青森編 その5】
それにしても、弘前市内の雪はスゴい
歩いてきた道や見えている道は全て雪だらけで、雪上歩行が常態化してきました~
そんななか、15分かけてやって来たのは「藤田記念庭園」
ここは、弘前出身の財界人である藤田謙一氏が、1919年(大正8年)に造った庭園で
敷地面積は6,600坪もあるそうです
入口すぐの場所にグリム童話に出てきそうな洋館を見つけましたが
冬季はここまでしか見ることができず残念
次に訪れたのは「弘前城」
「弘前城」は、弘前藩津軽氏の居城で、桜の名所として名高いものがあります
ここは、生活道路ではないため更に雪深く、散策というより雪中行軍という言葉の方が相応しいです
『ややっ、橋があるぞ』
こういう橋は扇形になっていることが多く、上り下りが微妙に危険
そろ~り、そろ~り気を付けながらゆっくり越えていきました
この3日間滑ったことは10数回ありますが、まだノー転けです
そうこうするうちに雪が激しく降ってきました
『いつからか雪も降り出し、雪国情緒に拍車がかかってきました』
とか、旅系コラムでこんな記述をよく目にしますが、実際は大変
寒さに慣れていないので、寒いやら鼻水が出るやら・・・
そして、遂に天守閣が登場
この天守閣は日本に12ヵ所しか残されていない現存天守(江戸時代以前に建造された天守)の1つなんですよ
桜景色は超有名ですが、雪景色もなかなか見事なものがありました
それにしても、この積もり方なんか、スゴいでしょ
名残り惜しかったですが、雪景色の名城「弘前城」を後にしました
次に訪れたのは重要文化財に指定されている「石場家住宅」
この一帯は仲町伝統的建造物保存地区と呼ばれ、昔ながらの住宅が多いのですが、ここもそう
何とミシュランガイドで星☆(興味深い場所)と紹介されたそうです
100円を払って住居内を見学しましたが、店主さんが住んでいる家を公開しているので
昔風情で趣深いものがありましたが、流石に遠慮がちに見学しました
そして「津軽藩ねぷた村」へやって来ました
「弘前ねぷた祭」の由来は、坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際に始まったとする説や
夏の睡魔を追い払うねむり流しが始まりという説など諸説あります
ねぷたの形は扇形が主流で
正面の絵は鏡絵といい三國志や水滸伝などの雄壮な絵が書かれ
後面は見送り絵といい、美人画が描かれています
城下町弘前は町人の町青森と異なり、お殿様が見ることもあったみたいなので
落ち着いた雰囲気になってますね
そして、忘れてならないのは「金魚ねぷた」
金魚は元来、幸福を呼ぶ魚と言われ
現在でも、子供たちが提灯のように手に持ち歩くそうです
その後、庭園を見ましたが、風情があってなかなかいいでしょ
でも、流石に池の鯉はほとんど動いていませんでした
『もう少しで春がくるから、それまで頑張れ~』
「行くぜ、青森編」次回最終回です