【がんばろう東北編 その4】
『松島や ああ松島や 松島や』
日本三景の1つである松島と松尾芭蕉は切っても切れない縁ですね
上記の句はあまりにも有名ですが、実は、後世の作り話みたいです
憧れだった松島のあまりに素晴らしい景観に圧倒され、絶句したというのが真相らしいですよ~
13時05分にJR東北本線「松島駅」に到着し、タクシーにて遊覧船乗り場に向かいましたが、運転手さんから~
『遊覧船よりもっと景色がいい所に、お連れしましょうか』
ど言われたので詳しく話を聞いてみると
松島港を通り越して遠くまで行く(タクシー代総額2,000円圏内)との話しに、一瞬怪しいかなと思ったものの、純朴そうな雰囲気に賭けてみました
そしてお薦めの展望台に到着すると~
『うわ~』
携帯の写メではパワー不足で、この素晴らしさの万分の一も伝えられないのが残念でしたが、確かに絶景でした
タクシー運転手「放浪詩人さん」、あなたに賭けて正解でした
そして松島港に戻り、遊覧船乗車までの10分間で「五太堂」を見学しました(忙しい忙しい)
「五太堂」は807年に坂上田村麻呂が奥州遠征の際に、毘沙門天を建立し、伊達政宗が再建したものだそうです
松島の景観上重要な建物だけあって、古いながらも立派で、ため息がこぼれるものの、みんな通っている橋をよく見ると~
真下は海でした~
みんな気づいていないけど、意外と怖いですね~
14時、遂に松島遊覧船「仁王丸」に乗船しました
この船は乗船料が1,400円もしますが、景観のよい2階席は600円アップ
でも、折角の機会なので計2000円払い、カモメと共に出航しました
晴天の日に松島の絶景が凄く合って、気分はもう最高
松尾芭蕉や伊達政宗が愛した景色にも、心が踊りました~
4つの洞門に打ち寄せる波が鐘の音のように聞こえたことが名前の由来の「鐘島」が見えてきました
次には、仁王さまが葉巻をくわえて座っているように見えることが名前の由来の「仁王島」が見えてきました
値段は前述のとおり高いですが、晴天の日の松島遊覧船は絶対のお薦めですよ~
そして、綺麗な海を眺めながら、津波で亡くなられた方たちのご冥福をお祈りしました
その後、「仁王丸」を下船したのは14時50分
JR仙石線「松島海岸駅」を15時35分に出発する電車で仙台に戻らないと打ち合わせに間に合わない
(一応出張ですから・・・)
しかし「瑞巌寺」は外せないから、ダッシュで観光
ここは、廃墟同然にまで衰退していたけど、伊達政宗によって復興された由緒ある禅寺で「臥龍梅」などが有名なんですよ~
しかし「臥龍梅」とほとんどの建物が修理中で、残念ながら見れませんでした
逆に伊達政宗の正妻が眠る「陽徳院御霊屋」は見れますよ
(但し、写メ禁止です)
実は、ここ松島は伊達政宗の隠し砦で、松尾芭蕉は江戸幕府の密偵だったという説もありますが、真相はどうなんでしょうね
そして、ダッシュで見学して、予定の電車に何とか間に合いました
ここ「松島」でも地震・津波の傷痕は残っていましたが、懸命に復興に向けて力を注いである姿に胸を打たれました
皆さまも「松島」に来られて、松尾芭蕉も感嘆した素晴らしい景色を堪能してみられてはいかがでしょうか