妊娠12週を迎え初期胎児ドックも無事終了し、

2人目妊活は区切りと考えている羊水検査を残すのみとなりました。


1人目の妊娠のときはしようと思わなかった、羊水検査。

検査しよう、絶対検査しようと思ったのは、やはり1人目の、上の子の人生があるからです。


羊水検査をして染色体異常があることが分かったら、妊娠を継続しないと決めています。

ダウン症の弟妹がいるよりも、我が子は1人っ子でいいと、私は思いました。

ダウン症より大変な障害はたくさんありますし、出生時は健康でも、その後、

不慮の事故で大変な障害を負う可能性はもちろんあります。

ダウン症よりも大変な症状の発達障害があるのも認識しています。


ですが、ダウン症が、高齢の妊娠で確率が高くなることは明らかで、それは世間に広く知られています。

そして、ダウン症なのかどうかは妊娠中に確認できるということも、世間に広く知られていると思います。

妊娠時に予め把握できる年齢因子のある障害と、それ以外の障害では、世間の目が違う。

特に、親が高齢なら。

私はそう思っています。

だから、検査しようと思うのです。


ダウン症の下の子がいる。検査で予め分かるのに、高齢の妊娠だったのに、

上の子の人生の事を、現実的に・真剣に考えた上で、親は出産に臨まなかったのだろうな。

そういう親御さんに育てられている子なんだな、と。

知的な発達がゆっくりでお世話に手間がかかるのが大変だからとか、

大変なお世話に上の子を巻き込んでしまうのが申し訳ないからとか、

羊水検査をするのは、そういう理由ではありません。

上の子は、理性的で理解ある良き方々とだけ交流していれば済む人生ではありません。

いろんな考えをもつ多くの人と関わって、社会の中で競争しながら邁進していくには、

そんな世間の目・偏見の目が、とても大きな障壁になります。

その偏見がものすごく間違っていて嫌悪すべきものであろうがなかろうが、

現実に存在する以上、無視できない。そう思うのです。


なので、そういう思いを踏まえると、染色体異常の検出については

確定診断を受けなければ意味が無いと思いました。

精密超音波検査も、血清マーカー検査も、新型出生前診断も、確定診断は出ません。

絨毛検査よりはリスクは低いですが、羊水検査はもちろん流産の可能性があります。

それでも、流産のリスクよりも何よりも、今こうして元気に生活している第一子の人生のほうが

何倍も大切だと、私は思いました。



・・・記事のタイトルから少し内容がそれますが、

第一子の妊娠時は、初期と中期の精密超音波検査はしましたが、

羊水検査や血液検査はしませんでした。

なので、心臓・血管・手足口などの形態異常はまず無いということだけは出産前に分かっていました。

もしダウン症だったとしても、この世に産まれて生きていく力の備わる程度のダウン症なのであれば、

私達家族の運命なんだと受け入れて、初めての授かり物を頑張って育てていく考えでした。

もし第一子が、産まれてみてダウン症だったら。

または、出生時や生後しばらくして、治る見込みの低い何らかの障害を負ったとしたら。

第二子の妊活はしなかったと思います。

障害を持つ方の社会での大変さという、そういう辛い現実に家族の一員として面と向かい合う人生を、

幼いうちから一生経験させることが分かっているのに

二人目を授かろうとは、私は思わないです。

親子三人で、頑張って生きていく道を選んだと思います。


それでは、第二子の妊娠中に、

染色体異常は無くて、形態異常の障害があることが分かったら。

妊娠は継続するつもりです。

羊水検査の結果が問題なくて第二子の妊活に区切りが付いても、

第二子の健康管理という意味で中期精密超音波検査はしようと思っています。

口唇・口蓋裂はもちろん、心臓や血管の異常などの形態異常も、医学の進歩のおかげで、

症状によっては手術等で治療できるものも多いそうです。

形態異常は血液や羊水の検査では発見できないので、超音波検査で発見することになります。

ちなみに、形態異常の発生には年齢因子は無いそうです。



このまま問題なく第二子が出産できたとして、

その後、第一子と第二子のどちらかが、あるいは両方が、

いつどこでどのような障害を負うかは、この先分かりません。

もちろん、母親の私や、父親の夫が障害を負うことも考えられます。

そこまで考慮しようとすると、人生何も出来なくなってしまいます。

今自分が置かれている状況で、よく考え、出来る範囲の事をする。

これからも、そうしていきたいと思います。


この記事を読んで、不愉快に思い、気分を悪くされる方がきっといらっしゃると思います。

ですが、子供を一人育てる母親が、理想と現実の、辛い現実の部分を考えて

率直に書いた一意見の記事として、読んでいただければと思います。