高齢の初産。不安は尽きないと思いますが、検診・検査もして、いろいろ情報収集できたら・・・

きっと大丈夫!と思って、少しは気楽に、楽しみながら、母になる気持ちを育てていきたいですね。



(1)お母さんと赤ちゃんは一心同体


 お母さんがリラックスすることが、お腹の赤ちゃんに大事だという事はよく聞く話です。

 でも、具体的に、何でかな?と思っていました。


 とある胎教の書籍で見つけた情報なのですが、

 感情の変化によって母体の脳から分泌される物質やホルモンが、

 胎内の赤ちゃんにも影響する・・・のではないかとのことでした。


 科学的に解明されている事ではありませんが、生命の神秘。違うとも言い切れないなと思いました。

 例えば、不安を感じた時に出るアドレナリン。快い気持ちになったときに出るドーパミン。

 妊娠してから授乳期まで高くなるという、母性を司るプロラクチン。


 そして、妊娠中も血行の良さは大切です。

 赤ちゃんには、胎盤を通じて良い血液をたくさん送ってあげる必要がありますが、

 お母さんがストレスでイライラすると、血圧が上がり、血行も悪くなってしまいます。

 (通常、母体から胎盤へは、毎分600ccもの血液が流れているそうです。)


 お母さんが、不安を感じずに、リラックスして、楽しい気持ちで過ごすと、

 お腹の赤ちゃんも同じような感覚を感じてくれているんだと思います。クローバー


(2)お母さん・お父さんの声をたくさん聞かせる


 妊娠6ヶ月くらいになると、赤ちゃんの聴覚も発達してきて、

 8ヶ月くらいになると、外からの音も聞こえるようになるらしいです。


 私は、安定期になってつわりからも開放されたら、童謡のCDや絵本を買い始めました。

 お腹の中の赤ちゃんに意識を向けて、日常の事をいろいろ話しかけたり、

 歌って聞かせたり、絵本を読んであげたり。


 そうすることで、(1)にも関係しますが、お母さんもリラックスできて優しい気持ちになれます。


 赤ちゃんにお母さんの声をお腹のなかにいるときからたくさん聞かせてあげて、

 お父さんの声もたくさん聞かせてあげて、

 そうすることで、生まれてからの環境にも(聞き慣れた声が身近にあることで)

 不安を感じることが少なくなるのかな?なんて思いました。ハイハイ


 また、そうすることで、赤ちゃんが産まれてくるまでに

 お父さんとお母さんが親という自覚を徐々に持ち、子育ての心構えが出来るのだと思います。

 お腹の中の赤ちゃんにたくさん話しかけることで、産まれる前に、家族が増えた自覚ができます。


 「産まれる前から、お父さんの声もちゃんと赤ちゃんに覚えてもらっておかないとね~

 産まれてからパパの声を聞いて赤ちゃん泣いちゃったらサビシイよね(笑)。」と主人に話したら、

 朝夜の挨拶とか、何気ない会話とか、お腹にいろいろ話しかけて頑張ってくれました。。。


(3)リラックスできる・楽しい音楽を聴く


 胎教にはモーツァルト・・・とよく言います。

 もちろんモーツァルトもいいですが、お母さんがリラックスしたり楽しい気持ちに

 なるような音楽を聴くことが、大切なのだと思います。


 私が聴いたのはモーツァルトのほか、海外の少年合唱団の歌や、古典のパイプオルガンの曲、

 自然を感じるヒーリング音楽、ボサノバとか、アコースティックギターの曲とか、いろいろでした。

 また、童謡のCDに合わせて家事をしながら歌ったりしました。

 (重々しいメタル的ロックも好きで聴くのですが、妊娠中はちょっと控えてみました。)


(4)子供部屋を準備する


 気が早いかもしれませんが、子供部屋にしようと考えていた部屋を、

 早々に子供部屋仕様にする準備を始めました。

 とは言っても、子供に関係ないものを他の部屋に移動して整理整頓・断捨離したくらいなのですが。

 (出産後は忙しいので、妊娠中のうちに、これからどんどん物が増えることを見越して

 家の中の収納スペースに空きを作っておくようにしました。)


 人からもらったり買ったりした赤ちゃん用品を棚に置いて整理したり、

 チェストの中に、タオル類や肌着などを少しずつ揃えていきました。

 読み聞かせに買った絵本や、マタニティ雑誌なんかも配置して。

 こうすることで、赤ちゃんを家族に迎え入れる親の気持ちを、育むことも出来るのだと思います。


 子供部屋には原色のもの(色のハッキリしたもの)は置かないほうがよいそうです。

 自然の中に存在するような、ナチュラルな色がよいそうです。

 子供部屋がカラフルすぎると、落ち着きのない子に育つという情報や、

 言葉などの学習で使うカード類のハッキリした色に意識がひきつけられなくなる

 という情報がありました。 


 カーテンを子供向けのカラフルなものにしようかなぁ~なんて思っていたのですが、

 既存の無地のナチュラルグリーンのままにして、レースのカーテンだけ新調しました。

 壁紙とか照明にも手を加えるのはとりあえずやめておきました。


 また、2人目が授かるかどうかとその性別によって、部屋割も変わってくると思ったので、

 棚や衣装箪笥などの本格的な子供の家具は、もう数年してから考えて買おうと思い、

 当面は家にすでにあるものでまかなうようにしました。


(5)広く浅く、ママ友と楽しむ

 この年齢で偶然にも、妊娠時期が重なる同年代の友人・知人が2人もいました。

 昔の職場つながりの知人、そして学生時代からの友達。共に初産。

 旧知の仲なので、当然、プレママ話も弾みます。


 ですが、ヘンに意識しすぎかもしれませんが、年が近いとか近くないとかこだわりなく、

 いろいろな方と交流していけたらと思いました。

 (産んでから、そういう機会は自然と出来るとは思いますが・・・)

 母親教室で知り合った、ご近所の妊婦さんは10歳くらい年下の方でした。

 子供つながりの、子供がきっかけで仲良くさせていただく、いわゆるママ友。初ママ友です。

 出産に向けての話、これから始まる子育ての話、近所の育児関連の施設や環境の話・・・。

 出産前のゆったりした時間を使って、とても楽しく会話する機会を持てました。


 なんか、ママ友っていうと、あまりいいイメージがない事もあったりしますが、

 子供という共通事項があるからこそ仲良くさせていただくのがママ友。

 自分自身の事でつながる末長い友達っていうのは

 学生時代やサラリーマン時代で既にめぐり会っている訳で。

 そう思うと、ママ友は広く浅くで、子供に関する環境が変わって多少疎遠になってしまっても

 気にせずに、気負わず、いろいろな方とその時その時でお近づきになっていけたらなと思いました。

 この歳になって、こうやって新しい世界を広げていけることも、幸せだなと思います。


(6)夫婦2人や、1人の時間を意識する


 妊娠中に会った子持ちの友達全員から、

 「出産前に、夫婦や1人で、行きたい所に色々行っておくように」・・・本当によく言われました。

 やっぱり、出産したら数年間は子供にかかりきりになって、

 身も心も子供から解放されてゆったりと過ごすというのは難しいんですね。


 30代後半。結婚してから既に10年以上、夫婦で・1人で・友達と、いろいろ楽しんできたし、

 改めてそう言われてもなぁ・・・と思ったのですが、あまりにも皆から同じ事を言われるので、

 「あそこに行ったな」と記憶に残るようなお出かけをするように心がけてみました。

 行った事が無いだけじゃなくて、行ってみたいと思うところ。で、印象に残るようなお出かけ。

 もちろん、体力や日程・金額の制約もあるし。お出かけの案を考えるのは意外と大変でした。


 ・屋久島旅行(山ではトレッキング、海では海がめの孵化。とても素敵な島で、いい夫婦旅行でした。)

 ・平日お昼のクラシックコンサートめぐり(いろんなホールで毎月やってます。低価格だし胎教にも。)

 ・鎌倉散策(行ったことの無かった穴場エリアを選んで、ハイキングを兼ねて何回か出かけました。)

 ・郊外の古民家の日本料理屋さんで、友達とコース料理を。落ち着いた和の雰囲気に浸りました。

 ・箱根散策(夫婦では10年くらい前に1度しか行ったことのない、何気に盲点の場所でした。)

 ・お気に入りのバンドのライブに行き納め。(席のあるホールなので安心でした。)

 ・紅葉ハイキング(東京と神奈川の境にある陣馬山へ、最短ルートの和田峠から山頂へ登山。)

 ・臨月初日にグランメゾンで最後の晩餐。

 ・正産期初日に近場の友達夫婦の家で忘年会。(解禁じゃないけど、秘蔵ワインをグラス1杯だけ。)

 など。


 その他にも、出産前に済ませるという事で意識したのは、和食器をじっくり品定めして揃えること。

 食器の中でも和食器は、色合いや質感など、ネットで購入すると失敗しやすいので。

 ウォーキングを兼ねていろいろ歩いて、高くなくて良いものを探し求めました。

 子供が小さいうちは、個室の貸切でもしないと、外でゆったりと和食なんて楽しめないだろうし。

 デパ地下の和惣菜を家で食べるにしても、良い食器でコース仕立てに工夫すれば、

 雰囲気も出て楽しめるかなと思います。

 

 ちなみに、平日に1人でのんびりと紅葉の京都散策と仏像めぐりをしたかったのですが、

 紅葉の季節には妊娠9ヶ月後半。京都に1人は遠出すぎるかなと思いこのプランはおあずけにしました。

 子供が一時保育に1日預けられるまで成長した時のリフレッシュ旅行にとっておきたいと思います。


(7)少し先の事だけど、楽しみにしたくなる計画を立てる


 産まれてすぐに必要となる情報ではありませんが、

 時間のあるうちにある程度調べたり情報を整理しておくと、後々便利かなと思いました。


 子供に見せたい名作アニメをピックアップし、そのDVDを購入予定リストに入れておく。

 パーティー料理やフィンガーフード・手作りケーキ、公園に遊びに行く時のお弁当を、

 子供が食いつきそうな見栄え・食べやすさ・栄養バランスを考えて

 トータルコーディネートした案を作っておく。

 また、乳児連れ・幼児連れで行きやすい近所のレストランや、完全個室でリーズナブルに

 過ごせる近所のホテルのランチプランなどを下調べする。

 生後半年くらいからの日常のお出かけプランを考える。(近所の、児童館・幼児教室・母子で

 行ける習い事・四季を楽しめる公園や各種イベントなど。)


 ちなみに、正産期に入って遠出せず近所に出かける程度の毎日になってから、

 子供向けのパーティー料理やお弁当を練習で作ったりして家で過ごしました。
 (出産したら、事前練習の時間もなかなか取れないだろうと思ったので。)


(8)みんなが楽しみにしているのだと、改めて認識する


 妊娠して、親兄弟に報告して・・・

 それからは、自分のお腹の中にいる赤ちゃんのことを、みんな気にかけてくれて

 そして産まれるのを楽しみにしてくれているはずです。


 もちろん産むのは自分だし、自分と夫の、2人の子供であるには間違いないのですが、

 自分の親にとっても、夫の親にとっても、大切な孫であるし、

 私や夫の姉妹にとっても、かわいい甥っ子か姪っ子になるわけです。

 甥っ子姪っ子も、いとこができることを楽しみにしているはずです。

 そう思うと、子育ては親の思うように・好きなようにやるもので、

 周囲からいちいち口を挟まれたくない・・・なんていう気持ちも抑えられるのではないかと思います。


 みんなに気にかけてもらって、かわいがってもらえるのだという環境を幸せに感じて、

 赤ちゃんの産まれる喜びを夫婦だけでなく(意識的に)みんなで共有していこうとすると、

 妊娠中も、出産後も、大らかで優しい気持ちのお母さんでいられるのではないかなと思います。



30代後半。今まで、仕事に遊びにいそしんだ日々を過ごしてきている年齢です。

ならば、マタニティの期間は、「自由に夫婦2人の生活を楽しめる残された期間」というよりも、

「母心をゆっくりと育んでいく期間」という気持ちメインで、過ごせたらいいなと思います。ブーケ2