クリニックに行って、ひととおり検査して、タイミングも確認して、計画した期間取り組んできて・・・
30代後半で、この期間に授かれる方は、そう多くはないのではないでしょうか。
タイミング法で結果が出ない時は、人工授精(AIH)にステップアップをすることが多いです。
頚管粘液が少なかったり、粘液の状態のよい期間が短いなどの理由で、フーナーテストの結果が
良くない場合は、AIHにステップアップする効果があると思います。
AIHには、通常 精子を洗浄・濃縮したものを使用します。
この課程で、精子の生命力が若干弱くなります。(数時間とか、半日とか言われたりしています。)
タイミングをとった場合は、精子の生命力は3日くらいあると言われています。
卵子は、排卵後の生命力は約1日くらい。
タイミングとAIHを比べると、AIHのほうが精子と卵子の出会える時間帯はかなり狭まっています。
なので、AIHを成功させるには、排卵日(排卵の時間帯)を正しく見極めることがとても大切に
なってくると思います。日程や時間帯の見立てが全て・・・というのは言いすぎかもしれませんが、
そのくらい大切なのではないかなと思います。
なので、フーナーテストの結果が毎回良好な場合は、AIHにステップアップする必要は
無いと思います。この場合は、AIHよりもタイミングをしているほうが、妊娠の可能性が高いと思います。
AIHは、どうしても精子と卵子が出会える時間帯が狭まってしまうからです。
今後の計画として、AIHを何周期チャレンジするかを、考える必要があります。
クリニックによっては、回数の目安があって、それを超えるようだと体外受精(IVF)を勧めるところもあります。
ですが、AIHに9回とか10回くらいチャレンジして、その結果妊娠したという方もいます。
何回くらい(何ヶ月くらい)チャレンジするか・・・難しいところですが、どこかで線引きが必要だと思います。