あの地震から1週間が経ちました。

まだまだ、被災地には必要な物資も充分に届いていない状況ですが・・・

いま自分に出来るのは節電、そしてなるべく多くの義援金。

困っている方を直接助けたいという気持ちもわいてきますが、冷静になって、

千円でも1万円でも多く、今は引き続きお金の協力をしていこうと思います。


この1週間、発電所のニュースに、1日1日と気持ちも暗く不安になっていました。

大地震直後のこんな状況のところに、もっと大きな災害が襲ってくるのかと。

まだ、収束と言える状況ではなく、見守ることしかできないけれど、

どうかどうか、救助や復旧に懸命に取り組んでいる世の中の流れを

遮るような事故が起きないようにと祈ります。


そんな拭えない心の不安を持ちながら、

我が家のこれからについても、考えてみました。


もしも、もしもしばらくして、もし妊娠して、その後安定期に入れたとしよう。

そしたら家族や親友だけではなく、親戚にも伝えるようになるだろう。

会ったり、連絡を取るような機会があれば、

仲良くしている前の職場の先輩や後輩、年に1度くらいは会えてるような知り合いにも、

妊娠した事を伝えるかもしれない。

そしたら、いつ頃出産になるのかも、伝えることだろう。

出産前にお伝えする機会がなかったとしても、出産後にはお伝えするだろう。

いずれにせよ、震災の後に、どんな大混乱のさなかに、子作りをしようと望んだ・臨んだ結果の命なのか、わかることだろう。


人間って、欲深い。

「妊娠したい」が「無事に出産したい」になり、「祝福されたい」に、なる。

そして、「元気に育ってほしい」や「思いやりのある子であってほしい」になる。

こうして望む事が変わっていくのは、人間なら当たり前の事だ。


私がもしも、親戚・先輩後輩・知り合い・・・に、お伝えするような事になった時、

自責の念や、後ろめたい気持ちなど持たずに、お伝えできる自分でありたいと思う。

そして、みんなが何も戸惑うことなく「おめでとう」と祝福してくれたらと思う。

いつまでも、みんなに祝福された幸せな記憶として、心に残ればと思う。

(私だけでなく、旦那だってそうですよね。旦那の友人・会社の上司先輩後輩・・・。)


正直、いろんな思いが渦巻いていて、心の整理はできていないけれど。

被災して大変な生活を送っている友人を助けたい。

避難所で辛い日々を過ごす方々の力になりたい。

そして、あと数ヶ月で37歳になる私がいる。でも、今急ぐのは、私にとっては、どうなのだろう。


思いは、人それぞれだと思う。

考え方も、人それぞれ。

みんな、自分なりの思いがあって、それぞれ過ごしている。

だからこそ、じゃぁ、私はどうなのか。先のこともふまえて、どうしたいのか。

落ち着いて、考えてみようと思う。



早く、発電所の事故も収束して、暗いトンネルにも明かりがさして、

みんなが復興に向かって戸惑いなく取り組んでいける日がやってきてほしい。

そう祈っています。