小学校の時の傘の思い出があります。
当時私は1年生でした。
その日の朝は
雨が降っていました。
でも帰りには,やんでいました。
当時は高度経済成長下で
登下校の道には工事現場があったり
土管が積んであったりした土地が
まだまだ結構ありました。
土山がありました。
当時の記憶ですが1mくらいの高さがあった気がします。
ぼくは土山と傘をじっと見つめました。
僕の頭の中で
【魔法使いサリー】のOPで
《傘をさしてゆっくり空から落ちてくる子どもたち》
のイメージがよみがえりました。
それはそれはみんな,楽しそうに
空から降ってきたのでした。
そこでぼくは
その土山に登っていき
傘を開くと
えいっ!
と思い切り飛んだのでした。
すると
残念ながら
体は宙に浮きませんでした。
地面に転がってどろでぐしゃぐしゃによごれた僕の手には
骨が折れてしまった傘が残りました。
家に帰って思いっきり怒られたことは
いうまでもありませんでした~。