【光を入れる】

 

っていうと

 

これがよくある宗教団体みたいなんだけど

 

こっちは治療。

 

主人公東丈は進行性筋萎縮症の子,明雄に【光】=宇宙エネルギーを入れて

 

治してしまう。

 

心筋梗塞を起こした人に

 

塾生に光を入れさせて

 

それから自分の祈りで

 

その人の心臓そのものを治してしまう

 

明雄は自閉症の男の子に【光】を入れて

 

その子を治してしまう。

 

そしてその子に取り憑いている

 

異次元生物も

 

『友達』(ハイヤーセルフ?)の指示で取り除いてしまう。

 

そしてその自閉症だった子が気がついて

 

〈君は誰?〉

 

と明雄に尋ねると

 

明雄は

 

「僕は君さ,君は僕さ。僕らは別々なものではないのさ」

 

と答える。

 

当時,これを読んだ僕は何だか知らないけど感動したのを覚えています。

 

[角川文庫版 幻魔大戦 17 光のネットワーク]

 

 

 

【ワンネス】の概念に触れたのは

 

おそらくこれが初めてだったと思います。

 

 

 

これは心霊医師の話で

 

ヒーリングとは違うけど

 

僕はそれを読んで

 

とっても憧れたんです。

 

 

 

ちょうど同じ時期

 

東南アジアだかの心霊医師が

 

〈手で人間の患部を取り出してしまう〉

 

心霊治療がテレビで放送されて話題になったけど

 

(うん。確か後で『あれは動物の内臓を使った見せた』なんてインチキがバレてた)

 

ああいうんじゃなくて

 

【光=宇宙エネルギーを入れる】

 

入れて病気が治る。

 

異次元生物が,悪霊が吹っ飛ぶ。

 

という手段に憧れたんです。

 

その,絶対的治癒力に憧れたんです。

 

あっ,新興宗教じゃないからね〜。

 

スピリチュアルだからね〜。

 

そういえば〇〇〇真理教が

 

「幻魔大戦を教科書みたいにしてる!」

 

って作者の平井和正が怒ってたっけ。