前回,漫画版のストーリーをまとめたけど

 

今度は全部を通したストーリーを簡単にまとめると

 

 

 

気が遠くなるほど超太古(おそらく宇宙ができた瞬間)

 

高次元宇宙意識が宇宙の根源的破壊的存在幻魔と対抗するため,

 

気の遠くなるほど長きにわたるプログラムを作り,

 

地球に主人公東丈とその姉三千子のエネルギー体を送り込む。

 

地球は何度も幻魔によって滅ぼされるが

 

丈がその度に新しい地球を作り出す。

 

以上。

 

 

 

簡単すぎる。

 

で,この幻魔大戦のうち

 

ぼくがハマったのは

 

「小説版幻魔大戦〜ハルマゲドン」

 

これは最初の漫画版幻魔大戦を

 

原作者の平井和正が書き直して小説にしようとしたところ

 

途中で脱線して(!)

 

幻魔研究会(幻研=GENKEN)をめぐる小説になったという

 

しかも‼︎

 

途中から主人公の東丈がいなくなってしまうという

 

すごい,としか言いようのない小説です。

 

 

 

で,何がハマったかというと

 

それは超能力ではなくて

 

(もちろん,それもあるけれど)

 

東丈が幻魔研究会を一から作っていくという

 

その苦悩と

 

よく宗教小説と言われて

 

その評価が両極端に分かれるんだけど

 

「真に目覚めたものが10人いれば地球は守られる!」

 

などを始めとする

 

もはやSFというよりスピリチュアルなお話のところ

 

これは作者の平井和正が

 

ある新興宗教団体に属していて

 

そこでの内紛に巻き込まれた

 

作者本人の葛藤と苦悩と離別をモデルにして

 

書かれたせいだということなんだけど

 

(本人は否定している。)

 

まあ,そんな感じ。

 

 

 

 

だから絶世の美少年東丈の

 

表情も言動も顔つきもオーラ描写も

 

そこの美少女教祖をモデルに書かれているという。

 

 

 

だから作者が教団から離れた後の小説は

 

突然尻切れトンボで中断し

 

数年後再開した後は

 

話は飛んでるし

 

もはやあの時の迫力は全くなくなってしまう

 

 

あー残念!