春浅し浅い眠り夜が明けるようにゆっくりと変わっていく雪は少しずつ溶け始め草花の芽はゆっくりと顔を出し冷たい風に漂う微かな梅の香りチチチと鳴くメジロの小さな声見落としてしまいそうな気付かない変化がある感覚で感じるゆっくりゆっくり身も心も少しずつ軽くなり冬から春に変わる季節春浅しそっと今を離れたい生き生きと輝く場所へそれだけ