院長の鈴木です。

 

運動は、うつ病・うつ症状を改善することが近年の医学で分かってきました。

私は、「うつ病の運動療法」を専門分野として長年、研究と臨床をしてきました。

私自身がプロキックボクサー(NJKF日本チャンピオン)として運動してきた経験から、キックボクシングはうつ病などの疾患やストレスに効果的な運動だと考えています。

実際に、開院当初は近隣のキックボクシングジム(TARGET:那須川天心選手も練習していたジム)と連携して、「キックボクササイズ」の運動療法をし、それで症状が改善した患者さんたちもいました。ですが、キックボクシングの練習をできる患者さんは限られています。

より多くの方に実践できる運動法はないかと考えて出会ったのが、信州大学スポーツ医科学講座の能勢教授が開発した「インターバル速歩」でした。

詳細は後日また掲載したいですが、当院での運動療法・インターバル速歩をした多くの患者さんのうつ症状が改善しました。

薬で治らなかった方、何年も他院でたくさんの薬を処方されていたにも関わらずうつ症状が改善しなかった方が、当院で運動療法をして改善したというケースも経験しました。

 

当院の治療方針は、「お薬は必要最低限」が基本です。

運動療法など、生活の中で自然に改善することを一緒に考えていきましょう。