突然ですが、皆さんは「日経」読んでますか?




Nikkei / smhsh




学部3年生頃から読み始めて今に至りますが、読んでいて知識が深まる記事も多いのでありがたいです。



その中で、「やさしい こころと経済学」という連載記事があります。



第10章にあたる今は、東京大学教授である玄田有史先生「希望の役割」をテーマに記事を書いておられます。



一つ一つが興味深くて、書き始めるときりがなくなってしまうので、連載記事の見出しだけ紹介しますと、


第10章 希望の役割

(1) 大切な何か実現目指す 2015.5.19付
(2) 他国に比べ低い水準 2015.5.20付
(3) 年齢・健康と密接な関係 2015.5.21付
(4) 人とのつながり重要に 2015.5.22付
(5) 挫折は好影響与える 2015.5.25付
(6) 無駄恐れぬ気持ち大事 2015.5.26付
(7) 少年期に得た信頼影響 2015.5.27付
(8) 震災後は家族重視に 2015.5.28付


という感じです。全10回のようなので、もう少し続きますね。





hope / pol sifter




先生によれば、希望とは「大切な何かを行動によって実現しようとする気持ち」のことで、「何か」「行動」「実現」「気持ち」の4本柱から成り立つものであるそうです。


アンケート調査によれば、高卒の人よりも大卒の人の方が希望を持ちやすいとか、友達が少ない人よりも友達が多い人の方が希望を持ちやすいといった傾向があるということで、それに関する先生のコメントも勉強になりますが、個人的に特に興味深かったのが、「(6) 無駄恐れぬ気持ち大事」の記事でした。





「無駄な努力をしたくないという効率志向の考えが強い人ほど、希望を『持ちにくく』なっていました」





・・・・・・ほお。






いわゆる古典派経済学では、限られた資源をいかに公正に、かつ効率的に分配するかを常に考えてきました。



私も経済学を学びながら(正確には学ぶ前からかもしれませんが)その発想はかなり自分の中に染みついていて、普段の生活から、どうすれば効率よくテストの点数を上げられるかとか、どうやったら最短時間で家から学校に辿り着けるかとか、そういうことをよく考えます(笑)。





誰しも自分にとって損にあることはしたくない。
損得を判断するには「情報」が必要。
しかし情報はいつでも十分にあるわけではない。
だからこそ、一生懸命に何かをやってもうまくいかず、努力が無駄になることもある。
無駄になることを恐れる人は、挑戦心も弱くなりがち。




と記事にはありましたが、本当にその通りだと思います。




Sad Man / abodftyh




では、どうすればよいのか。記事はこう続きます。





 反対に、様々な苦労を経験した年配の人の中にはこんな言葉をつぶやく人がいます。「人生いろいろなことがあったし、失敗もたくさんした。でも振り返ると、人生に無駄なことなど何もなかった」。こういう考え方の人は何歳になっても若々しく、希望を持って何かに取り組んでいることも多いようです。これまでも失敗を恐れず挑戦してきた、まさに「希望の人」です。





一般的には若者の方が希望を持ちやすいと言われますが、多くの苦労を乗り越えてきたがゆえのポジティブな考え方は、若者の一人として見習っていかねばと感じます。



効率性はもちろん大事ですが、勝負どころでは「やってやるぞ!」という損得を越えた情熱をもって、チャレンジしていきたいと思います。



「希望の人」、目指すぞー!!




Hope / Jim Makos




日経はこちらから。(回し者ではありませんよ)

http://www.nikkei.com/




hoymin






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