君の手に預けた問いはそのままに秘密は未だ秘密のままに


お互いに掛ける言葉が見つからずそれぞれ繭に篭りて並ぶ


号車2番ドアから降りてゆく今日と言う日はもう振り向かず


水底へ潜っていたい時は過ぎ歩き始めるそれぞれの秋


雨の街すこし猫背のおじいさん傘をはみ出す競馬新聞


折り紙はしたくないけど此処にいて良いかと問う人  子どもの目して


広告のおはぎを見つつ「大きくて食べきれないね」老女言いたり


許される優しさ時に許されぬ優しさの間を今日も行き交う


重い空 雨の予感に包まれて やけに愛しい何にもない日


子らと食む大きな巨峰デザートに今どきこんな学校給食


家並みの途切れたあたり虫のこえ懐かしさはまた切なさに似て



お久しぶりです!!

ホント、たまたまなのですが、
小学校で短歌を紹介する授業のお手伝いをする機会がありました。

小学生の視点はとても新鮮で、楽しい経験でしたが。
何よりびっくり!したのは、いまどきの給食は
なかなかのご馳走で。
パンはクロワッサン、
デザートは巨峰でした。(^^)


また台風25号が近づいています。
どうか大きな被害が出ませんように。