今から約38000年前、日本列島に人が住み始めます。そして4000年前には稲作が始まります。
その後紀元前660年頃に初代天皇の神武天皇が即位して天皇中心の国作りが始まりました。
やがて権力の象徴とも言うべき古墳が各地に作られます。
6世紀になると仏教を中心とした支那(中国)文化が入ってきて、
律令制度が確立して、貴族文化が到来します。
10世紀に入ると、貴族同士の争いに用心棒として武士が台頭してきます。
やがて武士は権力の中枢に進出し、平家、源氏、北条、足利、織田、豊臣、徳川と、約700年に渡り武士の世が続きました。
その後19世紀には、外国勢力に対抗する為に日本は再び天皇中心の国となり
富国強兵の元、近代化を達成し数々の戦争に日本は勝利して、
一躍世界に冠する強国となりましたが、
日本を目の上のタンコブとしていたアメリカとの決戦において
完膚なきまでにぼろ負けし、GHQによる占領を受けます。
その後、高度経済成長を経て一時は世界第2位の経済大国に成長しましたが、
バブル崩壊後は30年以上、日本経済は不況が続いています・・・・・・・・・・・
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え?コイツは何を突然言ってんだ?と思いましたか?
単に日本の歴史を2分で書こうと思えばこんな感じかな?って思いましてw
まあ、歴史が少しでも好きな人なら、いや受験勉強をそこそこした人ならば
この程度の知識はあると思うんですよ。
だけど、これって縦軸の話なんですよね。
歴史の面白さ、奥深さって縦軸に対して横軸があるからなんです。
現状、日本の義務教育は縦軸だけしか教えません。
古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉~と続く時代区分って所詮は時の権力者による
お山の大将が入れ替わっただけで、実際には時代の変革に翻弄されつつも、
しぶとく生き抜いて、家族、親類、仲間と共に様々な文化を紡いで来てくれた
庶民という横軸があったんです。先祖代々の縦軸も大事ですが、
今現在、自分を成り立たせているのは横軸があるからです。
上を見上げて羨んだり、下を見下げて優越感に浸るのは下らない。
自分の左右、前後を見回して、自分が何によって生かされているのか?ってのは、
歴史を知識だけで語るよりも、遥かに自分自身を知るヒントがあると思います。
少なくとも、過去の日本の栄光にすがって、日本を持ち上げることでしか
実存を感じ得ない集団よりは、横軸の大切さを実感できる方が、
いわゆる幸せな人生を送れるかなと僕は思います。
なんて事を、歴史の授業参観の様子を見ていて思った次第です。
え~っと、そ・・・・それでは、またまた✋