どうも、こんにちは(こんばんは)
ちょっと理解するのがめんどくさかった案件ですけど、今日はこれについて。


LGBT法案が先週だったかな?衆院を通過してメディアが随分取り上げていましたね。
しかも、基本的に反対の声が多く聞かれます。
このLGBT法案って、どうも漠然としていて僕のようにイマイチわかってない人がたくさんいると思うので、
僕なりにちょっと論点を整理してみます。
このLGBT法案をわかりずらくさせている根本には、女性差別と同性愛に対する嫌悪感が、
戦後民主主義の中で生まれた僕たち日本人に根付いているからだと思っています。
こういった男女差別に関わる法案って、本来ならば保守派は反対して、
リベラルはもろ手をあげて賛成ってのがよくあるパターンなんですが、
このLGBT法案は保守からもリベラルからも反対意見が多いんですよ。
特に参政党なんかがやけに強硬に反対していますね。


これがLGBT法案を更にわかりずらくしていると思っているんです。
じゃあ、リベラルの方々はなぜ反対するんでしょう?
この法案の骨子は、LGBTなど性的マイノリティーに対する、国民の理解増進を目的とした
議員立法です。なので性差による差別が大嫌いなリベラルが反対する理由は無いはずです。
では、リベラルが反対する理由は何かと言ったら、どうやらこの法案、
LGBT側の団体は明確に「差別禁止法案」を求めていたんですが、
それが直前で「理解増進法」に変わったわけです。これがまず一点。
更にこれがリベラルが反対する最大の理由なんでしょうけど、
このLGBT法案を議員立法として協議する過程で、「全ての国民が安心して生活することができるように留意するものとする」
という条文が追加されたんです。この一文にLGBT団体とリベラル政党が噛みついて反対することになりました。
つまり、マイノリティーであるLGBT側が、LGBTに偏見を持つであろう、
マジョリティー(多数派)に配慮しろ❗と受け取れるような条文は、
『性的マイノリティーへの差別や偏見をなくす取り組み自体を萎縮させるだけだ』
との理由からリベラルは批判しているようなんです。
う~ん。なるほど少しわかってきた気がしますね。
要は、与野党間の綱引きの中で骨抜きにされて、まさに片手落ちにされたわけです。
つまりLGBTの人権よりも、LGBTに偏見を持つ国民の安心の方を優先させたってことになりますね。
これじゃ、リベラルが反対するのもわかるなぁ~。
じゃ、同じように反対している保守側はなぜ反対しているのか?っていうと、
リベラルに比べて随分とレベルが低い反対理由なんですね(笑)
保守派の反対理由をいくつか紹介します。みなさんはどう思いますか?
保守派の反対理由①(有本香)
「心は女」だと主張する男性が女性の浴場やトイレに入って事件となるが、
「差別」を盾に免罪されかねない。(まぁ、これはわからなくもないけど、
LGBT法案とは別々に考えるべき問題ですね)

同じく有本香の意見。
肉体は女性だが、性自認が男性の『トランス男性』を男性と扱うことになれば、
皇位継承者を『皇統に属する男系男子』とする皇位継承の原理が
崩れることを憂慮しなくてはいけない。(出た❗男系固執主義ですか???)

保守派の反対理由②(竹田恒泰)
たとえ男系継承の原則が残っても、例えば22世紀の内親王が
「トランスジェンダーの男」を宣言したら、皇位継承可能となるのは目に見えている。
(はい、そうなりますね。で、それの何が問題なんですか?一向に構わないでしょ)

どうですか?法案の精神、原理に照らして反対しているリベラルと比べて、
保守派の反対理由がアホらしいって思うのは僕だけでしょうか?
これね?反対している保守勢力の言いたいことは、この法案が将来的な
女系天皇に繋がる可能性があるから、これを排除したいってだけです。
でも、それだけだったら流石に体裁が悪いので、「女性トイレや女性更衣室に
男性が入っても、罰っせませんよ?それでもいいんですか?」
と、国民を誘導してるんですね。彼らの反対理由はこんなところじゃないですか?
こんなのに巻き込まれた皇室の方こそいい迷惑だと思うんですけど、どうですかね?
特に自称・元皇族の竹田恒泰は、『愛子さまがもし、トランスジェンダーを宣言して
男になったら、愛子さまが皇位継承権の第一候補になるんですよ❗これは大問題だ~❗』
と、保守・ネトウヨを焚き付けて騒いでますが、この人、自分の言ってることが
いかに愛子さまに対して失礼、不敬だって自覚ないんですかね?
そもそもこの人の「元皇族」って自称は、明確にウソです、
竹田恒泰自体は生まれも育ちも一般国民ですから、「元皇族」なんて自称は
紛れもないウソなのに、誰もツッコミ入れないのはホント謎ですよ。
まぁ僕の現時点の理解では、LGBT法案に反対するリベラルの側に説得力があるし、
反対理由も支持したいと思っています。
でもひとつ言わせてもらうと、本来成立させようとしていた
「差別禁止法」自体には賛成できません❗
やっぱり「差別禁止」の文言を法律で明文化しちゃったら、
今度は違った意味で新たな差別、偏見、利権の温床になるのは目に見えていますから。
例えば、とっくに日本人と同化して、普通に日本人として生活しているのに、
存在すらしないアイヌ民族を保護する、いわゆる「アイヌ保護法」なんてのを
団体の圧力に負けて作った結果、イベントや集会の時だけアイヌ民族衣裳を纏い、
いかにも『今でもアイヌ民族は暮らしてますよ🎵』なんて、
こんな茶番に税金が投入されているんだから、法律に差別禁止を盛り込む危険性は憂慮しなくちゃいけないんです。
以上、僕なりに整理したつもりですが、この問題、保守とリベラルの思惑が絡み合って、
非常にわかりにくいです。僕としては、これに反対する理由付けに
皇室を利用するのは失礼千万と思いますよ。
それでは、またまた✋