どうも、こんにちは👋

歴史オタクの戯れ言と思って読んで頂けたら幸いです。

幕末の英雄といえば誰を思い浮かべますか?

まぁ誰もが思い浮かべるであろう人物は、

坂本龍馬じゃないでしょうか?次いで西郷隆盛とか、高杉晋作あたりですかね?

でも実質、坂本龍馬の圧勝じゃないでしょうか。

僕は、坂本龍馬より近藤勇(新撰組)が好きですね。龍馬って「悲壮感」が皆無なんですよ。

近藤勇って始まりから終わりまで、常に悲壮感が漂っているんですよね。

やっぱり、農民出身で武士に強烈な憧れを持ち、だからこそ最後まで

幕府の為に戦い、死んでいきました。彼は命よりも、侍としての『誇り』を

至上に置きました。元は農民にも関わらず。

まぁ、新撰組は好きすぎて語ると朝まで懸かるのでこの辺りで。

で、坂本龍馬なんですよ❗この坂本龍馬のイメージって99%は司馬遼太郎の

「竜馬がゆく」から来ているんですね。大河ドラマや映画に出てくる龍馬も、

全部司馬遼太郎が作った龍馬像です。そのくらい司馬遼太郎の威力って凄いんです。

『機略縦横で、剣の達人にして、武力による倒幕を否定し、

日本初の民主国家を志した勤王の志士』なんていう、いかにも教科書的な偉人に

作り替えられてしまった龍馬がかわいそうですよ。本当のアイツは、

自分が土佐の郷士階級という、差別されてきたことのルサンチマンによって、

武士階級転覆を目指した土佐の過激派の親玉のひとりです。

当然、武士の誇りだの、義理人情なんてのは、ハナから捨てています。

とにかく利用できるものなら、何だって利用して自家薬籠中のものとし、

常に野心を満々と秘めて勝海舟にすりよったり、西郷隆盛にすり寄ったり、

果ては、武器密売のブローカーみたいな事までやり始めました。

さらに幕府の役人も二人射殺して逃亡しています。

これも「俺がくだらん武士階級なんざ、転覆しちゃるきに❗」という野心の為です。

こんな龍馬が何をやろうとしていたか?間違っても平和的な倒幕、

民主国家を夢見ていたとは思えません。結局、龍馬は利用していたつもりの西郷隆盛に、

逆に利用されていただけでした。

西郷からしたら「コイツはとんだ山師だな」と見抜いていたかもしれません。

西郷って龍馬以上の山師ですから。

暗殺についても、幕府は別に龍馬を暗殺したつもりも無かったでしょう。

龍馬は幕府の役人を射殺して逃げ回っている、凶悪な過激派の1人であり、

みつけしだい問答無用に切り捨てることは、別に珍しくもありませんでした。

暗殺ではなく、単に刑を執行したまでのことです。ましてや龍馬は素浪人ですから。

龍馬の人生をつぶさに調べると、およそ武士としての誇りも、人としての義理人情とは

かけ離れた常人ではないとわかります。

でもね?だからこそ❕ですよ。そんな龍馬だからこそ、

薩長同盟や大政奉還の舞台回しができたんですよ。人を欺くのも何とも思わず、

武士の誇りなんざ、どーでもいいという、そんな龍馬にしか絶対にできないことなんです。

えっと、決して龍馬の批判をしたいわけじゃありません。

なぜ、偉人としてじゃなく「1人の人間」として見ないのかな?って思うだけです。

英雄だから、素晴らしい思想とは限らないし、最低な奴でも、

革新的な偉業を成し遂げたら、それは偉人と認めるべきですよね?

時代遅れな「武士の誇り」という概念を死ぬまで貫いた近藤勇と、

「誇り?そんなもんで飯は食えんぜよ 」と、誇りなんて歯牙にもかけなかった坂本龍馬。

どちらに共感するかって、やっぱり僕は近藤勇の愚直さに憧れますね。

龍馬ファンの人。あくまでも個人の意見ですからご容赦を・・・・