急遽、記事をしたためます。

藤子不二雄A先生が亡くなりました。

藤子A先生の業績や作品論は、きっと大勢の方々がやると思うので、敢えてやりません。

僕はどちらかと言えば藤子F先生の作品の方が馴染みがあります。

でも「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」「魔太郎が来る❗」

等々、子供の頃に良く見たり読んだりしました。

あと僕は筒井康隆の小説が好きで、彼の作品はほぼ読破しましたけど、

藤子A先生の「ブラックユーモア短編集」とか、「笑ゥせぇるすまん」なんかは、

筒井康隆の世界観を子供にも分かりやすく漫画にしたイメージで、楽しく読めました。

あと、やっぱり「まんが道」ですかね。

「まんが道」は愛蔵版で今でも本棚に並んでいます。息子二人も読みましたよ。

泣けるんだなコレ😭

でも昔から思っていたけど、藤子不二雄ってビートルズで言うところの

レノン/マッカートニーですよね。藤子Fがポールで藤子Aがジョンのイメージです僕は。

ビートルズも初期はまさにジョン・レノンとポールマッカートニーの二人で

楽曲を共作していました。

後にお互いの作りたい曲の世界観が違ってきたので、別々に曲を作ります。

「Help!」はジョンで「ヘイ・ジュード」はポールっていうように。

でも、楽曲のクレジットは最後まで『レノン/マッカートニー』でした。

藤子不二雄もそうです。ジョンとポールは結局仲違いして、

それがビートルズ解散へと繋がりましたけど、

藤子不二雄は30年も、

別々の作品を書きながらも同じ藤子不二雄でやれたのって、

これ凄いと思う。だって、権利関係とか著作権とか、要はお金の配分の問題が

絶対あったはずなんです。それでも印税は均等に半分に分けていたんですよ。

中々できないですよこんなこと。

でも、藤子F先生と藤子A先生、共通しているのは、最後まで常に子供たちに向けて

子供に夢や童心を与えてくれた作品を書き続けてくれたことです。

レノン/マッカートニーの楽曲は、これから100年後も名曲として

心に刻まれていくように、藤子不二雄先生の作品も、子供から大人まで

童心を思い起こす少年漫画の良心として、多くの人が読み継いで行くでしょう。

藤子不二雄はこの世からいなくなりました。マジで寂しいです。

僕も、定年を迎えて暇になったら藤子不二雄先生の作品、また1から読んでみたい。

2人の藤子不二雄先生は、僕の幼年期の心に彩りを与えてくれた恩人です。

謹んでご冥福をお祈りいたします。