どうも、こんにちはパー

最近、ウチの息子がyoutubeで夢中に
なっているのが、ひろゆきさんの動画です。
どうやら、小・中学生の間で凄く
流行っているみたい。
それでか❗なんか、最近やたらと
僕の小言に反論したがるし、
大人特有の矛盾を突いてきたりするのは、
ひろゆきさんの影響か・・・

僕の世代はひろゆきさんは
2ちゃんねるの創設者で有名ですが、
息子たち小・中学生にとっては
カリスマ的な存在みたいです。
ひろゆきさんて頭の回転が速く、
聡明だし、討論でのズバッとした物言いが
子供達にはウケているのだと思う。
特に討論相手を一刀両断に
論破する場面ばかりを編集した、
まとめ動画が小・中学生に
大人気みたいで、息子の同級生も
皆好きだと言ってるみたいです。

これ、僕も見てみたんだけど、
思うに動画全体を見ずに話の流れを
ちゃんと理解していない子供達が、
編集された論破シーンばかりを
連続して見る事によって、
言葉の暴力で人を痛めつける快感を
擬似的に覚えてしまい、
それが止められなくなって、
また動画を見たくなるのかな?とは思う。

本来、知識って自分が損をしたり、
自分の廻りの人達を不幸にしない為に
あると思います。ましてや他人を
小馬鹿にしたり、相手を論破して
知的弱者のような印象を与えたりするのは
違うと思う。知識のムダ遣いです。
相手の理論を全否定して
言い返せなくなるまで追い詰める事って、
実際、得るものは何もないはずです。

勿論ひろゆきさんは、わかった上で、
その知識を討論という形で表現
することで、「論破する」って事を
エンターテイメントとして使っている
だけだと思う。要するにプロレスラー
みたいなものですね。「死闘」を
演じているって意味で。まぁ、
これはこれでありだと思う。

でもね・・・。息子達には
そのうち言って聞かせるつもりだけど、 
あれはひろゆきさんの動画だから
成立しているだけで、実社会の友達や
同級生、先輩・後輩や上司との
関わり合いや、言葉のやり取りって
プロレスとは全く違うんですよね。

他人の生き方や考え方に対して、
これが良くて、これが良くないなんて
知識をかさにして討論を挑んでも、
感謝される事なんてまずあり得ません。

「僕と貴方の考え方は、ここが違う、
ここは同意します」ハイ!これで終わり。
これ以上は絶対に踏み込みません。
これが実社会で信頼を得るための
最低限のルールなんです。
動画の中だけで成立する論破した、
されたなんてのは、別に見るなとは
言わないけど、日々の言動や思考に
影響されたらダメだよ。

相手に敬意を持つ「議論」は多いに
すればいい。でも相手にマウントを取って
徹底的に痛め付ける「討論」は
結局のところ言葉の暴力でしかないよと。