描くのが好きなパーツ |  青行燈

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  本業絵描き。副業でモデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は休日に。
  21歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

『ビックリメン』のキャラクター、9人目です。

一本釣りさん。

海の漢です。

釣りは数える程しか経験が御座いませんので、釣り竿や釣り針の勉強を致しました。

そして釣りをするキャラクターのポーズは私にとってとても難しいのです。

釣りキャラクターは絶対に超えられない壁が御座いましてね。

『釣りキチ三平』です。

 

作者矢口さんの背景を拝見し、私は背景にも命と個性を忍ばせられることを知りました。

矢口さんは背景師として私の憧れですし、何千何万と描かれて参りました三平君の釣りをする格好良いボーズは洗練されたもので、すっかり私の頭に“釣りキャラクターの最高に格好良いポーズ”として君臨しているのですから、それを超えるものを用意することは至難の業なのです。

 

ですが、キャラクターの骨格も性格もタッチも違いますので、落ち着いて私は私らしいものを

描いて参ります、という前向きな気持ちで座りました。

 

なんだかんだ言いつつ結局好きに描けますので、落書きは楽しいものですね。

躍動感のあるポージングで描く場合は、靴底を描く日という意識で居ります。

靴や靴底、裸足の足は描くのが楽しいです。

描くことがとても面倒ですが好きなパーツで、「面倒だなあ面倒だなあ」と思いながら描き、描き上がるとぎっしりとした出来栄えですので充実感があるのですよねえ。

 

ジッパーや紐など、こういった細かいパーツも描き応えが御座いますね。

 

 

今回は此方もぎっしり感で描けました。

全体として時間がかかりましたが、大変勉強になりました。