爪革完成 |  青行燈

 青行燈

  本業絵描き。モデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は指名のあった日に。
  23歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

雪下駄のリメイク作業、続きです。

 

ハトメにゴムを通し、下駄の歯へ掛けて完成です。

こうしておきますとどの下駄にも取り付け可能ですので、好きなものへ取り換え出来ますぞ。

 

黒茶の鰐革合皮に黒ファーを付けました。

シックなお色のお着物にはどれにでも合いますね。

こういうものが欲しいと思っておりましたので、望み通りのものが出来ました。

 

孔雀の一部の羽根を使いました、瑠璃色ベルベットに銀狐のファー。

これも欲しかったのですよねえ。

通常営業、欲しい物だけを作って参ります。

 

孔雀の羽根の煌めくお色が美しいです。

 

 

そして、鰐革のものをもう一種作っておりました。

シンプルに革へ孔雀の羽根を縫いました。

 

真ん中辺りは布用両面テープで貼りました。

 

孔雀の羽根のお色はその侭で芸術品ですね。

 

 

動物愛護団体には属しておりませんが、ファーや革は出来るだけ本物を使うことを避けております。

故、孔雀の羽根以外は全てフェイクのものです。

最近のフェイクのものは出来が良いですし、私は経年劣化を自身で取り換えて参りますので、フェイクのものの方が寧ろ安価で使い易いです。

 

畳の赤鼻緒の方に合う爪革素材がまだ届いておりませんので、そちらはまた後日の作業と致します。

手持ちの着物を確認してみましても、畳下駄に合うお着物を殆ど持っていないのですよねえ。

殆ど履かなくなるよりは、鼻緒のお色を変えようかなあと考えております。