仄かで明るいマインドコントロール |  青行燈

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  本業絵描き。モデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は指名のあった日に。
  23歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

この日は息子が早朝に起きて参りまして、カプレーゼを所望。

カプレーゼなら自身で作成できることを存じておりますので、「ご自分でどうぞ」と申しますと「え~いづが作ったやつが食べたいねんもん~」と見事な誘導。

 

甘え上手で自己肯定感のある人間に可能な行動です。

他者の気分を上げつつも行動をコントロールする技術は、社会に出ますと大変重要になって参ります。

息子は支援学級に居りましたので、こういった一言目で誰もが動いて下さいましたのでまだこの次が御座いませんが、もう一段階、二段階と技を持つとチームリーダーなどになれますね。

今、宗教関係でマインドコントロールが話題に上がることが多いですが、こういった、相手も笑って「仕方ないなあ」と眉を落としながら乗って差し上げられる、そういった仄かで明るい誘導は罪を感じずとても良いですね。

無論、配偶者など大事な方が「毎度毎度ではないか」と呆れました暁には、その手は愚策で下劣となり下がりますので、甘え上手な方もそうではない方も、自身で自身のことくらい始末を付けられる腕は磨くが吉ですな。

 

 

豚肉と韮を玉子で炒めましたもの。

なんだかこれが美味しく出来上がりましたので、息子は一鍋をぺろりでした。

 

この日は眠る直前でしたので、疲れのまま並べました。ばらばら。

 

 

次の日は茄子と豚肉の甘辛炒めとサラダ、玉子豆腐です。

息子に玉子豆腐を頼みましたら、どこかに引っかけましたようでお豆腐表面に傷が。

こういった細かなことをしますのは、向き不向きが御座いますなあ。

 

本当は味噌味にしたかったのですが、息子に「醤油か味噌かどちらが良いですか」と訊きますと、醤油とのことで。

生姜も入っておりますが、毎度醤油味ですので偶には違う味にしたいですなあ。