昨日の続きです。
北アルプス、涸沢カールと言えばモルゲンロートと申します。
それを見る為、苦手な早起きを致します。
朝4時55分にタイマーをセットし、お手洗いや歯磨きなど朝の身支度を済ませ、弟と温かい飲み物を飲みつつ朝日を待ちます。
上手い具合にすぐに空が明るくなって参りました。
無論、テント場に居る人間はこの為に登っていらした方が大半ですので、ほぼ全てのテントから人が出ていらしております。
雲が多く、朝日がしっかりとは見えませんが、お色が美しいですなあ。
弟もじっと座って空を見詰めております。
強風でかなり揺れておりますが、雰囲気だけでも。
ふわりと靄が出て参りましたし、焼けませんのでこれはと思いました。
ううむ、モルゲンロートには光がしっかり射さねばならないのですねえ。
時間も時間でしたので、弟はカメラを携え良い位置へと移動して行きました。
私はテント前で朝日と山側両方を見ておりましたが、何しろ雲が多いです。
連峰峰々にもガスが下りてきてしまいました。
空のお色や雲が前方と後方では行く方向が違い、渦巻くように動く様も美しい。
夢のような、好きなカラーです。
しかしこれは観られませんな、と感じました。
山肌へぎらりと一筋入りました光が、焼けぬ朝の清純な光です。
青い空が見えて参りました。
涸沢小屋の上に横へ伸びる朝の眩しい光。
続きます。
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