昨日の続きです。
友人と桜のお散歩を少し楽しみ、行き着けの居酒屋さんへ。
金目鯛の炙り刺身。
此方のお店は鮮魚の仕入れルートが大変良く、炙りも様々な魚種に施して下さるので気に入りのお店です。
お通しに魚卵ゼリーとしらす、ばい貝の旨煮です。
こちらのお店のばい貝の旨煮はしっかりとした歯ごたえがあるもので、それでいて味も含んでいて好きなのですよねえ。
何らかの寒天寄せ、ゼリー寄せ、煮凝りのお料理、好きです。
冷たくて色んな味がして、見目美しい。
出汁、コンソメ、煮凝り味、どれも好きです。
しらすは今しか食えぬ土生姜を添えた獲れたて。
それを日置桜の濁りで参ります。
この季節は桜を冠するものを飲みたいですよねえ。
濁りの深いお酒です。
花弁など盃に落ちるとまた、良いのですが。
二杯目、遊穂。
微発砲で甘めの、お花見にぴったりのお酒です。
穂の漢字が入っておりますので、杜氏の愛と自信が窺えます。
飲みやすく、これは半合ですが、二合はさらりと消えますな。
粟麩田楽。
お店の自慢の一品ですが、毎度のことながら本当にふんわりとして、粒のある歯ざわりも良い。
山椒の葉がまた大変に合う。
うんまいですぞ。
光栄菊。
の、淡濁りです。
無濾過、生原酒。
黒に金の菊、ワイングラスで出して下さいました。
ご機嫌になりますね。
筍やこごみを含めました春の天婦羅。
旬魚のなめろう。
茗荷と葱と大葉が混ぜ込まれて、ふんわりと仕上げてございます。
とても美味しくて、友人と目を合わせて刮目致しました。
私はあの、練られたなめろうがあまり好きではなく、こちらのお店でもこれまで注文したことがなかったのです。
が、これはなめろう観が変わりました。
自宅でも作りたいですなあ。
間違いのない奈良萬。
綺麗なシェリーグラスで参りました。
こういった、濃やかなお気遣いのあるお店は良いですよね。
雲丹揚げ。
パンと海苔で包んで揚げて御座いますが、パンもさっくりとした歯触りで、とろりとした雲丹が引き立っております。
急な夕食でしたが、大変なご馳走でとても有難かったです。
いづなのお勧め