要るとの仰せ |  青行燈

 青行燈

  本業絵描き。モデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は指名のあった日に。
  23歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

佳きクリスマスをお過ごしでしたでしょうか。

私は少し忙しくしておりますので、今年ケーキは必要ですかと息子に訊きました。

デートの予定があるならば、ケーキは外で食べるであろうと考えましたのでね。

しかし息子、勢い込んで「要る!!」との仰せ。

ふむ。

ではと苺を購入して参りました。

 

我が家は苺のコンポートを季節に三回は作りますね。

毎回爪が痛くなる量ヘタ取りをしますので、遂に便利な道具を購入致しました。

 

 
 

 

 

こんな風に爪を痛めずへたが取れます。

今回、グラニュー糖を切らしておりましたので、きび和糖でコンポートを仕込みました。

 

ジャムにするより早い段階で火を止め、瓶に詰めて冷蔵庫で一晩。

甘味が実に沁みますよう置きます。

 

さて、いつものように生地を作って参りますぞ。

バターをふんわりとするまで混ぜ、きび和糖を加えて混ぜます。

 

卵を少しずつ加えつつ、混ぜ。

 

小麦粉とアーモンドプードル、ベーキングパウダーを入れてゴムベラでふんわり混ぜ、カップに入れて参ります。

大粒苺は1カップに二個ずつ。

 

 

残りの生地にチョコレートを割って入れて混ぜます。

焼きますぞ。

 

ケーキを作られる方はお気付きでしょうけれども、私のケーキはカップケーキの種ではございません。

パウンドケーキに近いレシピです。

ミルクの入ってるケーキ生地のお味があまり好きではなく、ホールのケーキを作る折にもこの生地です。

 

今回はホールにせず、全てカップで作ってリビングに盛っておきました。

好きなタイミングで好きな量食べられます。

 

息子「ただいま~!!」

私「おかえりなさい。朝悩んでいましたが、結局どこに行ったのですか」

息子「鴻ノ巣山運動公園までイルミネーション見に行ってた~!ほら見てこれキレ~~^^めちゃきれーやった~~^^」

彼女さんとのデートで見た、イルミネーション写真を見せて頂きました。

彼女さんと帰宅しても二人が食べられるような量を焼いておきましたが、夜中に息子一人で食べるでしょう。

 

 

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