湯葉より学ぶ |  青行燈

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  本業絵描き。副業でモデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は休日に。
  21歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

昨日の続き、お土産を持って帰宅です。

 

息子の好物、生湯葉。

伏見屋さんの美味しいものですぞ。

 

太刀魚の炙りと帆立をお皿に盛り、万願寺を焼きました。

息子は後程食べると申しましたので、息子の分は冷蔵庫へ。

 

 

そして私は此方。

奈良のお酒であります。

大正十三年創業お蔵、売り手の方が「お客様、生のお酒はお好きですか?」とお声掛けを下さいましたので、そそくさと招かれる侭見に行き、まんまと買ってしまいましたが、純米の生は美味いですなあ。

清らかで繊細なお味。

ホテルにも出していらっしゃるとのことでしたが、成程女性にも飲みやすい水の良さです。

 

そして湯葉。

切れると思ってこのままお皿に盛ったのですが、抑々お汁に入れたりするものですので、息子が夕食タイミングを私とずらしたにも関わらず湯葉だけ摘み「これは切った方がええで~」と申しましたので、「食べやすいと思うサイズに切って来て下さい。そうしましたら半分を差し上げましょう」と湯葉完食の息子へ私のお皿を差し出しました。

すれば息子、ふんふんと鼻歌でキッチンへ向かいましたねえ。

本当に湯葉が好きですな。

 

私の湯葉はこれだけになりましたが、息子が湯葉を切る手応え、切り方、食べやすいサイズとは、半分に分けるには幾つに切れば良いかといったことを学ぶには充分な報酬であったと言えます。

 

今日もご馳走様でありました。