お買い物で出会う方々をこれまで何のカテゴリ振り分けもせず見ておりましたが、この度のことで猫派かそうでないかを簡単に振り分けてしまうようになってしまいました。
即ち猫派の方々は老若男女問わず手作りマスクが猫柄でありますな。
昨日の続きです。
皆さまご存じ、仏の座。
座に仏が円になって背合わせで座っているように見えますね。
初めて見ましたとき、この不思議な形態に驚き、実際に仏が変化したものだと信じ込んだ覚えが御座います。
自分で作りました野の花の図鑑の絵も、一番に描きましたのは此方。
阿蘭陀耳菜草(おらんだみみなぐさ)。
私にはまだ、耳菜草との見分けが難しいです。
小さな白い花が可憐。
愛され上手な星の瞳。
青い雫の様な輝きが、どんな道端でも目を惹きます。
薺(なずな)。
ぺんぺん草でお馴染みですね。
花は楚々として、風に揺れる様が上品です。
道種漬花(みちたねつけばな)。
薺に似た白い清楚な花を咲かせますが、こちらは花期が早く既に実が大きく育っておりますね。
実の付き方が面白い草です。
菜花と同じく、アブラナ科。
繁縷(はこべ)。
春の七草の一つで、息子に七草粥の折、見せたいと申しておりましたのはこの花です。
花弁は実は五枚ですが、底まで深く裂けている為に十枚に見えます。
透きの多い花姿、茎の細さ、果実の提灯のような様が相まって、野の中で大変繊細な立ち姿です。
花苦菜(はなにがな)。
苦菜の変種で、苦菜の花弁が五枚に対し、少し多めの十枚前後の花弁を持ちます。
苦菜より華やかであると感じましたら此方。
地縛り。
花苦菜より花も草丈も大きく、蒲公英より舌状花が軽やか。
茎が細く、なよやかな感が致します。
野芥子(のげし)。
葉が芥子に似ているところから芥子と名に入っておりますが、芥子の種ではなく、キク科です。
鬼野芥子は葉や茎が堅く堅牢で近付けない程痛いですが、こちらは柔らかで優しい風合いです。
野襤褸菊(のぼろぎく)。
若い個体で下を向く蕾姿が美しいです。
しかしこれ、実は蕾ではなく既に大きく開花しております。
これから蒲公英の様に花開くように見えますが、この黄色い部分が花開いた花で、この蕾の様な緑の部分には既に綿毛と種がぎっしり詰まっております。
これが崩れるように綿毛を零れさせていく様が襤褸のように見えますことからこの名が付いております。
続きます。