アイスワインの価値 |  青行燈

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  本業絵描き。副業でモデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は休日に。
  21歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

休日、友人が秋刀魚を焼いて下さると申しますので、大喜びでご馳走になりに伺いました。 

毎年北海道からジャガイモの取り寄せをしている友人は、この日コロッケも作ってくださり。 

お料理が苦手だった彼が一からコロッケを作ると午前中いっぱいかかるのですが、私はゆっくり眠ってお昼前に起き出し、肖りました。

休日の過ごし方は私として贅沢の極みです。 

 

「美味しい!」とご機嫌で、置いておいたアイスワインを飲んでおりますと、彼が「実は告白せねばならないことがあります」と。 

なんだと黙って向き合うに彼。

「実はお料理の本に、コロッケの肉にワインを入れると書いてあって・・ワインなんか家にないので・・そのワインを少し・・」

なんとこのコロッケ、アイスワイン入りです。そりゃあ美味いわけですなあ。 

アルコールを殆ど飲まない彼も、私との付き合いが長くなりましたので流石に最近アイスワインの価値をご存知となりました。 

代わりではないですが、彼からハロウィンらしいカクテルをプレゼント頂きました。