草原の博士 |  青行燈

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  本業絵描き。モデルと役者をしております。
  数学の家庭教師とハウスキーパーのお仕事は指名のあった日に。
  23歳大学生の息子と二人暮し。
  必要なものは自分で作ってしまう方。
  日本酒、食器、手拭い、妖怪、恐竜、昆虫、お花好き。
  

薺(なずな)を解剖した息子は「草原の博士」との異名を頂いた話で少し思い出し。

我が家の近所には極小さな田んぼと、小さな川が御座いまして。

その横を通って買い物や食事に行くのですが、その度に息子と草花遊びをしたり川を覗き込んだりしております。

昔の学校の帰宅途中の様ですよね。


昨日は友人とそこを通りましたので、狗尾草(えのころぐさ)をブレスレットに。


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狗尾草は正式な茶花です。

床の間に生けて楽しむ草です。

犬の尻尾のように見えるところから、いぬっころくさ、えのころぐさと転じたと言われております。

明るい若葉色と、乱れの一切ない毛並みが美しいですよね。

尻尾の部分を軽く握り、握った隙間を広く狭くと動かすに草の毛並み逆方向に移動します。


別名猫じゃらしとも呼ばれ、猫をじゃれさせる草としては最適、最高素材を誇るこの草。

あなたのおうちの近くにも生えていますか。


此方は実家で只今育っている西瓜。


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映っておりますのは母の手。

指が細い、ハンドモデルの手です。

残念ながらこの手に似たのは上の弟のみで、私はハンドモデルに向かない父の手と同じむっくりデザインな手です。