本日、INしましたらば目を疑いました。
なんと大きなパフェが置いてあるのでしょうか!
驚きましたねえ。
私、まだ絵の修行をしておりました頃、フルーツパーラーでアルバイトをした経験が御座いまして。
オーナーは驚く程の小作りな体をした男性でしたが、23階まであるビルの中に入っている飲食店を幾つも経営している大変な働き者でした。
フットワークも軽く、進言がすぐ反映され、頭の切れる経営者らしい経営者でありました。
その彼は、フルーツパーラーに大盛りパフェというものをメニューに取り入れておりました。
一人で時間内に食べ切ったらば、無料になるというものです。
お客様には明かされておりませんが、パフェには普通3人分のアイスクリームや生クリーム、フルーツが盛られております。
それを30分です。
これ。しかしながら、料理人はお客様を見てから作っていたのですよねえ。
細い女性ならば三人分でしたが、よく肥えた男性なんかが参りますと、四人前を積んで御座いました。
ずるいですよね。わはは。
それでもこういったものに挑戦される方は自信があるだけに、よく完食していらっしゃいました。
そのフルーツパーラーのオーナー。
沢山の人間を扱う立場ながら、一人一人出会った人間を大事にしており、アルバイトの人間とも濃やかにコミュニケーションを取る方でした。
私などにも彼はよく声をかけて下さいまして。
私が絵を描くと知るや否や、目の前から消えたかと思うと次の瞬間には白いお皿を何枚か持って現れました。
曰く、その皿に絵を描けと言うのです。
私はその大皿や小皿にアクリル絵の具で風景画を描き、オーナーからアルバイト料とは別の封筒でお金を頂くようになりました。
その絵がお客様に売れるようになると、小さなお客様の要望で流行のアニメや漫画の絵も描くようになり、オーナーの経営しているゲームセンターや他の喫茶店などにも絵を飾って頂けるようになりました。
一枚、当時のお金で1000円から5000円でしたが、とてもよい経験になりました。
特に海の風景画は人気で、海はよく描きました。
パフェ一つ。
私にはそういった思い出が御座いますねえ。
貴重な大きなパフェを置いて下さいました方、ありがとうございます。
懐かしさと共に頂戴致します^^