先日、ミッシングという映画を観てきたとblogに書きましたが、その映画の中で、ガセネタとか悪質ないたずらとかはあるのですが、有力な目撃情報がまつたくないという設定でした。

これ、実は現実もそうなんじゃないかな?と思っています。

今から20年前、国立市にある家のご近所のお子さんが、通学途中に行方不明になる事件がありました。

その家は3人兄弟で、普段は集団登校をするのですが、次男の子が朝から学校は行きたくないとぐずり、先に学校へいってもらったそうです。

長男が小学6年生で、1番下の女の子が一年生。

次男の子は2年生だったので、お兄ちゃんが妹の手をひいて、3人で学校へいったはずでした。

ところが、学校から九時過ぎにお母さんのところへ電話があり、次男くんがきてないことをしらされます。

警察へは連絡し、お母さんもご近所の有志で集まった人たちもみんなで捜索しました。

私も捜索しました。

ある神社の境内に、ランドセルと上着がが置いてあるのがみつかり、人攫いにあったんじゃないかと。11月の末だったので、朝晩は上着がないと寒いくらいの気候だったので、夜までには絶対見つけないと!と

みんなが顔面蒼白になって探しました。

交番にも何か連絡は入っていないかどうか、何度も聴きながらの捜索です。

そのご家庭は、少し前に、お母さんとお子さん3人が引越してきたばかりでそれまでは

川崎にご主人とご主人のご両親と一緒に住んでいたとのことで、離婚して国立市に引越してきたとのことでした。

川崎の家にも電話したり

大事になってましたが、なんの目撃情報もなく、一旦、解散して、また明日の朝から探しましょうということになりました。

夜中12時すぎに、みつかりましたと連絡がきました。

とりあえずよかった!と思い、次の日みんなで集まって詳細をきいて、びっくりしました。

彼はどうしても一緒に住んでいたオジィちゃん、おばぁちゃんに会いたくて歩いて向かったというのです。

最初に交番で、道をきいたそうです。

方角をきいたけど、歩いてはいけないよと言われたとか。

まずここで、疑問です。

なぜ、その時間に男の子が川崎に歩いて行こうとしてることに、疑問をもたなかったのか

学校にいってなきゃいけないし、親は知ってるのか、確認とるべきです。

それをそのまま野放し。

そして、次に彼はてくてく歩いてお腹すいて、コンビニでおにぎりを買ったそうです。

そこでも、何もおかしいと思われなかったようで、その後も2箇所の交番できいて歩いていたというのです。

その時点で交番から交番への連絡はないんだということがわかりました。

子供がいなくなって探してるという情報が近隣の交番へしらされてなかったということなのです。

びっくりです。

で、彼が11時すぎにコンビニでまた買い物をしてる時、通りがかったサラリーマンの男性がおかしいと思って声をかけてくれたそうです。 

何をしようとしてるのか、親はしってるのか、どこからきたのかなど。

で、そこは三鷹のコンビニだったのですが、店員さんに事情を話して、おまわりさんにきてもらい、保護してもらって自宅に電話してもらったそうです。

ことの真相をきいて、みんなで、警察は当てにならない、そして、目撃情報というか、その最後に声をかけてくれた人以外、誰もなんとも思わないということ、こんな時間に何をしてるのか?と声をかけなくても、ちょっと見て

気に留めておくということもないのかな?ということに、怖くなりました。

それからは

私は車の中からでも、子供が歩いてる姿とかできるだけ見るようにしています。

顔などは覚えられなくても、女の子が3人で歩いてたなとか

男の子が一人でいたとか 

いまだに何の役にもたったことはなく、それはそれでとてもいいことなのですが、

もう少しお節介なくらい、子供のことなどは気に留めてもいいんじゃないかな?と思っています。

このことも、映画をみていて、思い出したことの一つでした。