私は子供を1番に考えられない人が苦手です。

今から3年前の12月初めに、昔の職場の同僚だった友達からラインがきました。

パパが帰ってこないの 

私は事故とかそっちの心配をして、警察には話したの?と聞きました。

すると、

生きてるのはわかってるの

仕事にも行ってるみたいなんだけど‥

話を聞いていくと、つまり、彼女の旦那さんは売れてはいませんが一応ミュージシャンとして活動しています。

彼女は経費削減のためにマネージャーのようなこともしていたようです。

そして、ある日、普通に、いってきます!と仕事にいったっきり

戻ってこないというのです。

でも、仕事上のインスタなどは更新されていて、旦那さんのグループにいる女性の家で暮らしてるっぽい感じがすると匂わせがあるといいます。

彼女の旦那さんはクリスチャンで、結婚する時、旦那さんの両親から、洗礼をうけないと結婚は認められないといわれたほどの熱心なクリスチャン。

だから

もうすぐクリスマスだから

それまでには帰ってくるでしょう?と

娘さんが2人いて、1人は高校一年、1人は小学六年で、中学受験をひかえていました。

そして、何より、その年の夏に彼女は今の家に引っ越してきたばかりだったのです。

引越しする前は彼女の実家のもつマンションに住んでいました。

ところが、弟夫婦から 名前が変わったのだから出ていけといわれ、なんと、彼女の母親と弟が一緒になって、彼女たち家族をおいだしたのです。

決め手となったのは、彼女の娘さんの1人を、祖母である彼女のお母さんが階段から突き落とした事件がきっかけとなり、こんなところにはもう住めないと旦那さんが今の家をみつけてローンを組んで買って引っ越したばかりだったのです。

実家とも縁の切れた妻と可愛い娘達のために、すぐにもどってくるでしょと

たかをくくっていました。

ところが

クリスマスは勿論、年末年始も戻ってこない。

ラインはくるみたいなんです。

お金も振り込まれるとか。

で、娘さん達にはクリスマスプレゼントにいくらまでなら好きなもの買っていいよとラインしてきて、お金を余分にふりこんでくれたりとかはしていたらしいのですが、

高校生の娘さんが、逆流性食道炎になってしまって、入院してしまったときのことです。

旦那さんは、ラインでは心配だから早く良くなってといってきてますが、一度も帰ってこない。

そして、そこに至るまでも、私は何度も何度も

娘ちゃんのために、まずは帰ってこない理由をきいて、今後について話し合った方がいいといってたのですが、彼女は

パパが話したくなるのをまってるの

の一点張り。

夫婦だけならお好きにどーぞですが、娘ちゃん達は親に何が起きてるのか分からず、不安で体調をくずしてるわけです。

そうなってもなお、彼女から出てくる言葉は、

私がもっと〇〇になれば帰ってくるよね?

とか

私がもっと〇〇すれば大丈夫だよね?とか

自分と旦那さんのことだけで、娘さんのことが何も書かれてこない。

私が娘ちゃんはどうなの?ときくと

治ったよー❤️と呑気な返事。他にも色々この手のことがあって、彼女はもともと前の職場でも、トンチンカンなところがあって、自己肯定感が変な方に強く出たり、ポジティブになってはいけないところでポジティブになったりと、へんな感覚を持っているせいで、嫌われていた子でした。

実の弟にも、お前は友達が1人もいない出来損ないだ!と言われたと言ってましたが、たしかに友達がいない人です。だからこそ、私に頼ってきた以上、なんとか解決してほしいと思って娘ちゃんのためにも!といってたのですが、彼女は相変わらず、恋愛してる時の女子のような回答ばかりいうので、もう無理だと思い、彼女を切ってしまいました。

ライン上のブロックです。

でも、その後、ずーっと気にはなってました。でも

誰とも繋がっていない人ですから、同期とたまにラインで会話しても、彼女のことを知る人はいません。

ところが、先日、ラインの整理をしていたら

友達のところに〇〇という彼女の下の名前がありました。

以前は結婚した時のフルネームで苗字も名前も漢字でしたが、今回は名前をローマ字で。

ホーム画面と、アイコンをみると

彼女の好きなものたちが写っていたので、間違いないなと思い、勇気をだして、〇〇ちゃん?

ときいてみました。

すると、彼女からそーだよーと

恐る恐る、旦那さんはどうした?

ときいてみたら

元気だよ!

なので、よかった!と一言だけ送りましたが

それ以上はラインを送りませんでした。

この元気は 離婚したけど、彼は元気であるということなのか

家族仲良くやってるということなのか


私は名前をかえたところからして、おそらく離婚したのではないかと思っているのですが

本当のところはわかりません。


最近、サレヅマさんのブログを読んでいて、当時彼女はこんな思いだったのかなとか

色々考えてしまうと、本当に申し訳なかったという気持ちがぬぐいされません。

言葉が通じない!と私は彼女に苛立つばかりで、彼女の立場にもっともっと寄り添ってあげればよかったと

彼女に会うことはもうないと思いますが、ごめんなさいと言いたい気持ちでいっばいです。

これからは

困ってる人、悩んでる人がいたとき、そばで寄り添える人間になりたいと強く思うのも、彼女のことがあったからです。