オッペンハイマーを観て


この映画、当初日本では上映されない予定でしたが、議論に議論をかさねて上映されることにきまりました。

去年からずーっと待っていた映画。

テレビなどで、特集が組まれ、予備知識はバッチリいれておきました。

今までドキュメンタリーもの、インタビュー形式のもの、ドラマ仕立てのもの、さまざまな戦争関係の映画を観てきましたが、今日ほど、広島、長崎が本当に戦争の犠牲にあったんだと痛感したことはなかったかもしれません。

もちろん沖縄だってそうですが、それとはまた違う意味で‥これは観た人にしかわからない感覚かもしれません。

そして、オッペンハイマー自身も死ぬまで苦しんだことでもあります。


この映画の中に広島長崎の原爆の様子はでてきません。

それはなぜか、監督が以前インタビューに答えていました。

オッペンハイマーが実際知らなかったからだと。

落とされたことを知ったのはラジオやテレビで後から知ったからだったからと。

ちなみに、これは映画を観る前から知っていたことですが、なぜ京都は空襲から逃れたか‥

マッカーサー元帥の側近が戦争の少し前に新婚旅行で京都に行っていて、とても感動したからだったのですが、それもこの映画でちゃんと話されてました。

私はマッカーサー元帥の通訳をしていた人のお孫さんとたまたま知り合いで、その人から聞いてしっていたのですが、まさかこの映画の中でもそれが描かれているとはと少しびっくりしました。




この中で、オッペンハイマーの女癖の悪さというか

女性問題もでてきます。

サレヅマさんで、再構築中の方は、参考になるかもしれません。

オッペンハイマーの妻は強い💦

ただの不倫とかでは済まされない、しかも気持ち的なものも‥私なら耐えられない!と思うことも乗り越えていきます。

壮絶!

この一言に尽きるような気がします。


総じて日本人ならぜひ観るべき!といいたくなるような映画でした。