ぬす





今日は銀座シックスに用事があり、お昼もそのまま銀座シックスのこちらのお店でいただきました。

こちらのお店、店内の壁にはプロジェクションマッピングが設置されており、お魚さんが泳いでいます。

店内大人の雰囲気だと思いますが、九割が小さなお子様連れの若いファミリーでした。


お昼を済ませて、向かうは歌舞伎座!

昔は歌舞伎に興味がありませんでした。

猿之助さんに出会って、歌舞伎が好きになったのです。

なので、去年のあの事件はショックでしばらく猿之助さんのことが頭から離れませんでした。

一人っ子って普通のご家庭でも、親子の関係がものすごく密だなーと思うことが多いので、歌舞伎の世界となればもっとだろうと思うのです。そして、歌舞伎は心中物がやたら多い!

なので、心中美学のような、何か私たちとは違う感覚で心中というものが体の中にインプットされてしまったのではないか‥と勝手に思っています。

親が自分のせいで心中をしようとしていて、それを手伝ってくれと言われたら、きっと自然な流れで手伝ってしまったのだろうと

そして、自分も後を追うのだから、それで完結と思ってしまったのだろうと

私は何故、猿之助さんのご両親が、そんな役割を息子にさせたのか、それが正直許せません。

息子が死にたいと言っても、そんなことくらいで命を粗末にしてはいけないとたしなめるのが親の役目ではないのか

自分たちのプライド、メンツ、なんだかわからないけれど、そんなことのために、我が息子にそんな役目を言いつけるなんて、あり得ないと思ってしまいます。

生き残った猿之助さんの気持ちを思うと、後を追わないでねと祈る思いでいました。とんでもない十字架を背負ったまま生きていかなければならないわけです。

どんな形であれ、私は猿之助さんを応援しつづけていきます。今日も歌舞伎座で

彼のことをお祈りしてきました。

できれば彼に良きパートナーが現れてくれたら

支えてくれたらいいのにな‥

映画[ロケットマン]が私は大好きで、エルトンジョンの半生を映画化したものですが、

彼は今、良きパートナーを得てとても幸せに暮らしています。

孤独から解放されて、本当に良かったと映画の最後には号泣してしまいましたが、猿之助さんにも

そういうパートナーが現れてくれることを切に願っています。