色白は七難隠すはダメですか?
私が最初の離婚をした直後、弁護士をしている叔父の事務所で仕事をしていた時がありました。
1人、事務をしてくれる女性がいて、三つ年上の彼女とはすぐに仲良くなりました。
彼女は大地主のお祖父様が同じ敷地内に息子、娘全ての家を建てて住まわせていたため、亡くなった後の遺産相続で大揉めをしていて、その担当弁護士だった叔父のところに、就職した感じのご縁でした。(元々は大学でて、大手都市銀行なお勤めしてましたが、心を病んでしまい辞められたとのこと)
同じ敷地内とはいえ、道路に面したところに家がある人と、奥にある人、また、庭なども共有してきて、それをきちんと等分にするのが難しいこと、また男の兄弟と嫁に出ている娘とでは相続の割り当てが違うなどで10年も相続で揉めているとその時話していました。
で、そんな彼女、三田寛子さんに似た、ほんわかしたおっとりしたお嬢様で、小学校から高校まではフェリス、大学が共立という学歴。
色が真っ白でシミひとつなく、華奢な体型、いかにもお嬢様!!といういでたち。
私は心底羨ましいなーとおもっていました。
彼女は彼女で、色黒で背が高く、その頃は今より肉付きが多少良かったので、ボンキュッボンという体型だった私を健康的でかっこいいといつも褒めてくれていました。
お互いないものねだりなんだなーと思っていたのですが、いつものように私が、色黒は悩みであって、色白になりたい!と話していたとき、彼女が
色白なんてなんにもいいことない!と言い出したので、
いやいや、昔から色白は七難隠すっていうくらいだから、色白の方がいいんだよ!と言ったのですが、その途端、彼女の目の色がかわって
あ、目の形が変わってかな?
とにかくものすごく怒り出して、
どーせ私は七難かくしてもこの程度ですよ!
って言い出したのです。
私としては一般的に、そういわれてるんだから
色白と色黒では
色白の方がいいとされているということが言いたかったわけで、ましてや
彼女がこの程度というレベルの顔なんて思ったこともなく、いつも可愛いなーと思っていたので、必死に否定しましたが、その後私が叔父の事務所を退職するまでの約半年間、一度も口をきいてくれなくなりました💦
最終日の日にはお花だけ事務所にお花屋さんがら届けてくれて彼女はおやすみしてました。
置き手紙に再度謝りとお礼をかいておきましたが、叔父が亡くなった時に彼女はお通夜にもお葬式にもきていなかったので、途中で辞められたんだろうと思います。
その時から私の中で、人の地雷というか、どんな言葉が相手を傷つけるかわからないものだなと
ものすごく言葉を選ぶようになりました。
一つ成長できたのかもしれませんが、それでも
選んでるつもりでも、人によっては傷つけてしまってるかもしれませんし、わかりません。
特に正論は暴言なり!ということには細心の注意を払わないといけないなーと言葉って難しい😓
あの日以来、私はこの色白は七難隠すという言葉、使ったことはなく、この先も使わない、使えないと思います
でも!!
昨今の色白美白ブームを彼女はどのようにかんじているのかは
聞いてみたいところではあります!!笑
ほら、やっばりみんな色白をめざしてるじゃない!!と
今なら私をおかわいそーにといたわってくれるのかしら?