むくどりのゆめ
最初にあらすじから‥
帰らぬ母を待つむく鳥の子の心を描いた切ない物語。
母がなくなったとも知らずに、その帰りを待ち続ける、むく鳥の子。そんな子をやさしく見守る父さん鳥。ある晩、むく鳥の子は、ゆめをみます。ゆめにでてきた白い鳥は…?
絵本を開くと裏表紙にいもとようこさんのコメントがかいてあります。
これを読んだだけで涙がじわっとします。
また、母と子の物語は割とみますが、父と子の物語は珍しいかなと思います。
言葉は少ないのですが、心のきびというのでしょうか、色々な気持ちがとてもうまく描かれています。子供が読んだらどんなふうに感じるのか
子供にしかない動物的な感性が言葉にできない深いものを感じ取ってくれるのではないか?と個人的には思います。
親が読み聞かせするのにも適している本だと思いますし、大人は大人できっと、心のヒダが何かを訴えかけてくるのではないか?と思います。
読んだことのない方はぜひ読んでみてほしいとお勧めする絵本の一冊です。