残り全部バケーション/集英社


大学院進学後、全然本読めてないです;

そんな中、なんとか読了したのはまたまた伊坂さん作品。

タイトルからしてずっと読みたいと思っていて、新学期になって

図書館に入荷していたのでソッコーで借りました。


内容は・・・小気味良い悪党のお話ですね(雑把)

物語的にはそれほど面白味は感じませんでした。

伏線回収はいつもの伊坂さんなんですが・・・

なんかどうでもいいところまで回収してる感じ。

どうでもいいと言えば、登場人物たちの会話も

結構どうでもいいものが多いです。それだけに

この作品は物語を楽しむというよりは、どうも

会話の掛け合いを楽しんでいたように思います。

溝口さんのキャラがやっぱり憎めない感じでしたね。


とはいえ、そろそろ伊坂作品慣れしてきているのか、

どうも薀蓄というか、格言みたいなことを語るときの

語り方がだんだんマンネリ化してきているような気も・・・

「あのな、●●(人物名)。▲▲ってのは××なんだよ」

って感じで意味ありげなことを言う。

どの作品読んでもこういう語り方するキャラがいるんだよなぁ。

意図的にかもしれないけど、なんかデジャブ感スゴい。


まぁ僕自身が結構だらだら読んでしまった節もあるので、

そんなに作品のクオリティは低くないハズですが・・・

個人的には、最後の締め方は新鮮ではあるけど微妙でした。

良く言えば想像の余地を残していますが、

悪く言えば投げやりです。


さて・・・

大学4年間で読書マラソンに挑戦し続けてきたわけですが。

生協の係の人は、院進学後も続けて構わないと言ってくれました。

とはいえもう100冊達成してしまっているし、

なんとなく場違いな感じがするので打ち止めにします。

毎年行われているコメント大賞も、基本的には大学生対象ですから。

あとは自分のペースでのんびり読書しようと思います。

もちろん、こちらのブログでの書評もどきは続けていきますので

どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

影丸の一言:
作業の息抜きにブログ記事書いたが・・・
また作業に戻る気力が湧かないorz