2025年2月9日

 

 朝日新聞俳壇、歌壇等からの印象句、印象歌の報告、第594回です。

 ウクライナ詠パレスティナ詠、歌壇に1首、俳壇にはありませんでした。後ろに掲げます。

 

 

【俳句】

 

 

初場所や・豊昇龍の・面構(つらがまえ) (芦屋市 正井健一)(小林貴子選)

 

 

(一部に時期尚早論もあるようだが、まずは目出度い。強い横綱になってほしい。)

 

 

宙に浮く・力士の巨体・春を待つ (神戸市 倉本勉)(長谷川櫂選)

 

 

(文字どおりに受けとめていいんじゃないか。)

 

 

着ぶくれて・とことん朝日新聞(あさひ)・嫌ひなり

              (栃木県壬生町 あらゐひとし)(長谷川櫂選)

 

 

(「時々居酒屋で会う人」とのこと。好き嫌いにして議論にならぬよう逃げるのは卑怯。)

 

 

【短歌】

 

 

整然と・波の寄り来る・九十九里・波を追ひ越す・波なかりけり 

                   (東金市 山本寒苦)(永田和宏選)

 

 

(わかるように説明するのはむずかしいのではないか。ChatGPTはどう答えるだろうか?)

 

 

八十で・新たに心が・騒ぐとは・隅に置けない・奴なり自分 

                         (福岡市 野田幸一)

 

 

(艶福、御同慶の至りなり。)

 

 

アメリカに・いないのだろうか・人相見・トランプの顔・明らかに悪(わる) 

                         (横浜市 秋田三津子)

 

 

(一刻も早く、アメリカ国民に気づいてほしい。)

  

 

がんばろう・生き永らえよう・トランプと・プーチン閻魔に・裁かれるまで 

                       (東京都大田区 高田丈二)

 

 

(高齢者の生きがいとして、とてもいいテーマだ。)

 

 

ウクライナ・兵士四万・余の戦死・わが住む町が・消滅の数 

                   (加東市 藤原明)(高野公彦選)

 

 

(ウクライナ詠)