2024年2月21日
バラバラと出席議員が発表されるので、最終的にどのようなことになるのかわからないが、政倫審への出席判断について次のように考えたらどうかと思う。
すなわち、出席議員は、情状酌量を求めるか、今後の政治家としての社会への貢献を表明することによって、自分の犯した犯罪を認めつつ政治生命をつなぐ意欲を有する議員であり、出席しない議員は自分の犯した犯罪について弁明の余地はないと思いつつ、かつ、選挙民は無知だから、起訴にならなかったということで自分を政治的にも無罪としてくれる、日ごろの人気で投票してくれると考える、選挙民を馬鹿にしているか、なかば自暴自棄になっている議員である。
そのほかに、出席議員で、自分は罪を犯していない、無罪だと政倫審で主張しようとする者、出席しない議員で、自分は罪を犯していない、無罪だから、選挙はこわくないと考えている者がいるかもしれない。これらの者は自分が置かれている状態を客観的に認識することができない者であって、政治家として必要な知的水準を満たしていない者と考えられる。
塩谷立、武田良太両議員は、それぞれ派閥での立場から出席することとなったので、この分類を適用することはできないと思うが、安倍派5人衆の中から西村、松野の2人が出席意向を示したということは、もちろん十分な弁明ができるかどうかはわからないが、今後の政治生活に意欲ありということであり、他の3人がこのまま出席せずということになると、他の3人は国民を馬鹿にしているか、自暴自棄に陥っているか、知的水準に欠ける者ということになる。
その他大勢の出席対象議員がそれぞれ判断を迫られているわけで、国民としては常日頃ではなかなか機会のない、議員を評価するチャンスを得たということになる。
ここ数日の間の対象議員の政倫審への出席判断に注目したい。