2023年8月22日
「宇宙の外」を表すことばがない。
何故だかわからないが、それで済まされている。
その結果、当然のこととして、「宇宙の内」と「宇宙の外」とは何が違うのか、という疑問を生じさせている。
「宇宙の内」の真空部分と「宇宙の外」とは何が違うのか?
「何もない」という意味では同じではないか?
それなのに、一方は「宇宙の内」であり、一方は「宇宙の外」とされている。
その理由は何なのか?
学校ではどのように教えられているのだろうか?
(我々の世代は、「宇宙」に内と外があるということが教えられていなかったから、そのような疑問が生じることがなかった。
現在は、たぶん、小中高のどの段階か知らないが、「宇宙」とは限られた領域であり、したがって「宇宙」に内と外があることが教えられているであろう。)
「宇宙の外」を「無現象領域」と名づけたらどうだろうか。
(「無現象空間」と名づけたいところだが、「空間」というのは「宇宙の内」の概念であり、「空間」ということばは使えない。)
当然、「宇宙」~「宇宙の内」~は「現象領域」ということになる。
「宇宙の外」では、一切、「現象」は生じない。
「宇宙の内」では、たとえ真空部分でも、「現象」は生じうる。
このことについての説明は、専門家による的確な説明を必要とするが、とにかく、「宇宙」の内と外では、そのような違いがある。
「無現象領域」「現象領域」と名づけておけば、そのことばから、「宇宙」の内と外の違いについての理解のきっかけが生じ、理解が促進されるであろう。
それにしても、何故「宇宙の外」を表すことばを作らなかったのか、不思議でしょうがない。
理科教育の怠慢なのではなかろうか?