2022年5月1日
朝日新聞俳壇、歌壇等からの印象句、印象歌の報告、第455回です。
引き続きウクライナのことを扱ったものだけしか選択の対象にできませんでした。
今回、ウクライナを扱ったものは俳壇では40句中6句、歌壇では36首中14首でした。
「怒り」「恨み」を直接詠ったものが見えません。何か理由があるのでしょうか?
【俳句】
ロシアにも・反戦の波・春は来る (八尾市 宮川一樹)(長谷川櫂選)
(「はず」の気持ちが隠れている。)
【短歌】
美しき・草色萌ゆる・ライ麦は・いつか黄金の・波になりゆけ
(国分寺市 小山佐和子)(高野公彦選)
(各句の頭が「う・く・ら・い・な」となっている。命令調で終わって気持ちが出た。)