2021年10月31日
朝日新聞俳壇、歌壇等からの印象句、印象歌の報告、第430回です。
この日1日しかない10月第6週です。
衆院選挙の日です。
【俳句】
一本道・なれど律儀に・道をしへ (別府市 中野剛誠)(大串章選)
(その日のはじめての会話、最後の会話、だからかも。)
徘徊に・あらず吟行・星月夜 (羽咋市 北野みや子)(大串章選)
(逆もいいのではないか。吟行に・あらず徘徊・星月夜。)
大根の・大根たるを・隠さざり (金沢市 前九疑)(高山れおな選)
(さて、たとえたのはあれか?これか?)
寝そべって・本読む足に・秋は来た (町田市 藤巻幸雄)(長谷川櫂選)
(手先足先の冷えに気づく。)
【短歌】
あの頃は・カツオが歳上・だったのに・波平さんが・今は歳下
(戸田市 蜂須幸彦)(佐佐木幸綱選)
(自分が波平さんより年上ということ、客観的事実だとしても、受け入れがたい。)
以下は、ある特定候補者に対する筆者の嫌悪を表わしたらこうなりました、というものです。
当選後・威張りちらすに・ちがいなし・漂い流れる・品格の無さ
侮られ・許すものかと・落選の・願掛けをする・日曜の朝
楽しみは・世間欺く・偽善者の・月曜朝の・落選の詫び