2019年11月3日

 

 朝日新聞俳壇、歌壇等からの印象句、印象歌の報告、第327回です。

 

 

【俳句】

 

 

今までと・違ふ寂しさ・秋の暮 (稲沢市 杉山一川)(高山れおな選)

 

 

(この句で自分のことを考えてしまう。)

 

 

台風の・目にいて磨く・洗面器 (栃木県益子町 関礼子)(高山れおな選)

 

 

(なんでまたそんな時に?反時計回り?)

 

 

たとふれば・堪忍袋の・熟柿なり (さいたま市 安部世衣子)(高山れおな選)

 

 

(日本中に鈴なりだ。)

 

 

【短歌】

 

 

ああ彼奴も・一臣民で・あったのか・朝冷えに読む・叙勲の名簿 

(東京都 中田九郎)

 

 

(国家権力との関係など語り合わないから突然のことに驚く。)