2019年5月12日

 

 

 朝日新聞俳壇、歌壇等からの印象句、印象歌の報告、第302回です。

 

 

【俳句】

 

 

風船の・ごとく生きたる・男あり (東京都 芳村翡翠)(高山れおな選)

 

 

(この句にポエトリーがあるだろうか?風船のごとく生きるとはあまりにもひどい。)

 

 

夕焼けを・封じ込めたる・大ジョッキ (新座市 五明紀春) (高山れおな選)

 

 

(そういう場面が味わえる屋外ビヤホールがはやらなくなっているような気がする。)

 

 

マッチする・こともなくなり・修司の忌 (下田市 森本幸平)(大串章選)

 

 

(霧が出そうな夜、港にマッチをすりに行けばいいと思う。)

 

 

骨拾ひ・火葬場出れば・花吹雪 (新座市 菊池良治)(大串章選)

 

 

(卒業祝いの花吹雪だ。)

 

 

【短歌】

 

 

なし。なしがさびしい。