2019年4月19日
NHKでは次のような表現がされていた。
「皇室の祖先を祀る伊勢神宮」「皇室の祖先であるアマテラスオオミカミ」
明らかに史実に反する。そしてこの史実の反する報道は、他の史実に反する報道とはまったく質を異にする。
戦後日本スタートのいくつかの前提の中で、天皇の神格化の否定は最も大事なもののひとつだ。それがまったくなおざりにされているのだ。
NHKのデスクがこのことに対する意識がなかったはずはないと考えられる。そうだとすれば、これは意識的報道振りだということになる。
自発的なものか、忖度か、両方考えられるが、いずれにしてもことは重大だ。
そしてデスクに意識がなかったとすれば、これもまた重大なことだ。
この大問題がこれからどう取り扱われていくのか注目したい。
(参考)もし変えるとすれば考えられる表現
「皇室の祖先を祀るとして信仰されてきた伊勢神宮」「皇室の祖先であるとの信仰があるアマテラスオオミカミ」
≪続報≫
19日夜、NHKは7時のニュースで「皇室の祖先であるアマテラスオオミカミ」という言い方を「皇室の祖先であるとされているアマテラスオオミカミ」と変えていました。誤っていましたとお詫びをしたわけではありません。
いまだ不十分で、誤った理解をもたらすものであり、特に何も知らない子供たちには影響が大きく、けしからぬことに変りはないものの、NHKが問題を意識していることはわかりました。たぶんNHKに対し抗議の声が寄せられたのでしょう。