2018年10月21日

 

 

 朝日新聞俳壇、歌壇等からの印象句、印象歌の報告、第274回です。

 

 

【俳句】             

 

 

二次会に・行かずに帰る・良夜かな (玉野市 加門美昭)(稲畑汀子選)

 

 

(友人関係がウザったくなる、それは衰えか、境地の高まりか?)

 

 

迷走も・また台風の・進路かな (長野市 縣展子)(稲畑汀子選)

 

 

(当然にこれは人間のこと。)

 

 

鰯雲・心のさざなみ・映しおり (鈴鹿市 萩森繁樹)(大串章選)

 

 

(他にも鰯雲を「失意の大河」とするものがあった。そのように見たことがなかったので驚き。)

 

 

立ち並ぶ・昭和の団地・カンナ咲く (静岡市 松村史基)(大串章選)

 

 

(放置され荒れた庭にもカンナは咲く。)

             

 

【短歌】

 

なし

 

 

≪特別:平成大日本帝国寝呆け歌≫

 

 

商業主義に・踊らされただけの・欲望を・普遍的だと・する阿呆かな

 

 

帝国の・民、ただ食う寝る・遊ぶして・飢えたる民に・同情などする

 

 

豊かさが・礼節、平和の・基礎などと・自己の強欲・忘れて語る