2018年4月22日

 

 

 朝日新聞俳壇、歌壇からの印象句、印象歌の報告、第248回です。

 

 

【俳句】

 

 

どうしようも・ない僕にも・花吹雪 (松山市 富岡信明)(長谷川櫂選)

 

 

(ひとりひとりの人間を顧みることのない自然は、しばしば残酷だ。神仏もまた然り、と言ってもよい。逆読みもできるが。)

 

 

【短歌】

 

 

病院の・番号灯れば・立ちてゆく・旅立つときも・かくのごときか

 (東京都 坂信夫)(永田和宏選)

 

 

(最近、その順番を意図して乱して旅立った人のことを聞いた。順番に従ったものとばかり思っていた。)