2018年4月16日

 

 

朝日新聞俳壇、歌壇からの印象句、印象歌の報告、第247回です。

 

 俳壇歌壇の掲載は日曜になっていたのに気づかなかった。

 

 

【俳句】

 

 

春愁や・老愁かなと・八十二 (川崎市 池田功)(長谷川櫂選)

 

 

(理由なき愁いというものはないはずだが、春愁も老愁も、その理由がよくわからない。)

 

 

水温む・一日主夫の・厨(くりや)ごと (山鹿市 有働皎二) (長谷川櫂選)

 

 

(ほほ笑ましい景色、とも言えるが、勝手に都合のいい時ばかり、という厳しい批判の眼もある、と思う。)

 

 

【短歌】

 

 

福島の・人間(ひと)は真っ正・直という・信念ゆらぐ・証人喚問 

                    (下野市 若島安子)(馬場あき子選)

 

 

(選者も気づいていないようだが、前国税庁長官は福島・いわきの人のようだ。)

 

 

佐川氏の・父上ご存・命ならば・泣くか叱るか・証人喚問 

                    (近江八幡市 寺下吉則)(高野公彦選)

 

 

(本件で彼は被害者として語られるべき存在なのではなかろうか。主犯は一人。)