2017年8月25日
地元の人たちと飲んでいてサルの被害の話がサルによる洗濯物の被害(現実に発生したと聞いたことはない。)の話になり、そこからかつてはいろいろと世間を騒がしたことがある変わり者の学者栗本慎一郎の著書「パンツをはいたサル」(筆者は読んだことはない。)へと話は発展した。最近の流行りでウイキペディアで「栗本慎一郎」が検索され、彼の言葉「人間は、20%の人間性と80%の動物性から成る」に到達するに至った。
かつて戦前のインテリ学生の間で一世を風靡した西田哲学のキーワードにして理解困難な「絶対矛盾的自己同一」を最もわかりやすく言い換えた言葉として、この「人間は、20%の人間性と80%の動物性から成る」を上げてよいのではなかろうか。
同趣旨の言葉として芥川龍之介には「悲劇とはみずから羞(は)ずる所業を敢(あえ)てしなければならぬことである。この故に万人に共通する悲劇は排泄作用を行うことである。」がある。
まったく思い付きでしかない。戦前のインテリ学生、あるいは現代の哲学青年の御教授を賜りたいところである。
【2023年5月31日時点での筆者見解】
この言い換えはまったく「絶対矛盾的自己同一」の意味を取り違えたものである。