2012年4月15日

 写真は4月15日(日)午前中、上野・不忍池で撮影したものです。

 4月11日(水)早朝午前4時からのNHK「ラジオ深夜便・明日への言葉」で慶大特任教授樋口広芳氏による「人慣れスズメはなぜ登場したか」という話がありました。

 そこでの話を確かめるために早速現場に出かけたわけです。

 樋口教授によれば、このような現象は極々最近、2010年代に入って見られるようになったものだそうで、ほかに横浜、大阪で見られ、大都会での現象と考えられるそうです。

 この現象が発生した理由として樋口教授は、有閑高齢者によるエサやりとスズメ害鳥観の消滅を上げていました。

 私の見たところでも、手乗りエサやりに成功していたのは、男性高齢者3人で、女性はいませんでした。




青二才赤面録




 農山村では、人間の撤退によりクマ、サル、イノシシ、シカの人里への進出が報道されています。
 農山村での現象と違い、この人慣れスズメ現象は人間に被害を与えるものではありません。
 しかし、人間の行動パターンの変化が極めて短い時間で野生動物の行動パターンの変化をもたらすということを示している点においてニつの現象には共通するものがあると思われます