今やイソフラボンは普及し、環境ホルモン問題についての議論は低迷しています。


                             2000年11月28日

  魚介類のメス化をもたらし、その影響が人間にも及んでいるのでは
ないかということで、環境ホルモン(外因性内分泌撹乱物質)が心配さ
れています。
  そのほとんどはダイオキシンをはじめとする化学物質ですが、自然
界に存在する善玉の環境ホルモンもあるのです。

  大豆にはインフラボンという物質が含まれているのですが、その構造
が女性ホルモンと似ているため、女性ホルモン受容体に女性ホルモン
と認識されて、女性ホルモンとして機能します。

  女性ホルモンの分泌が少なくなる時期に,このインフラボンが供給され
ると、女性の更年期障害、乳がんの発生などに抑制効果あるといわれ
ています。
  欧米人に比べて日本人や中国人は更年期障害が軽く、乳がんの発生
率が低いのは大豆製品をよく食べるからだといわれています。